結婚後の価値観のズレを防ぐ|婚活中に気をつけるべきポイントを紹介【結婚観】
- 結婚相手は外見とお金、性格のどれで選べばいいの?
- 理想はどこまで女性に求めればいい?
- 自分にふさわしい女性がどんな人かわからなくて困っている
多くの人が自分自身の価値観を理解せず、世間一般の物差しで結婚相手を決めて後悔しています。しっかりと相手を選ばないと、結婚後に価値観の不一致からトラブルになってしまうかもしれません。本記事では、結婚相手選びに重要な価値観と、自分に合った結婚相手の選び方を解説します。
実は結婚相手を選ぶ際、最も大切なのは自分の価値観にもとづいて選ぶことです。自分と相手の価値観をしっかりと確認することで、長期的な良い関係を築けます。
婚活でパートナー選びに失敗しない、自分の中の明確な判断基準を手に入れましょう。男女別の結婚観のアンケートも実施しましたので、婚活中の方は参考にしてください。
この記事の著者
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てっちゃん
プロフィール/profile
30代半ばから婚活を開始したが低スぺックの為に350人にフラれる。
その後、婚活力を磨き5年間の婚活の末に結婚、娘も誕生。
低スペックが結婚に至ったノウハウが誰かの役に立てばと思い、婚活で悩む人を応援するブログを執筆している
男女別の結婚観を知ることから始めよう【アンケート】
価値観のズレを防ぐには、男女それぞれの傾向を知ることが大切です。男女100名ずつに、結婚観・価値観に関するアンケートを実施しました。以下の性別ごとに、どのような価値観を持っているのかを見ていきましょう。
【20代、30代の男性編】結婚観・価値観についてのアンケート
20代と30代の男性100人に、結婚観についてのアンケートを実施しました。
アンケート
ランサーズで『【20代、30代の男性限定】結婚観・価値観についてのアンケート』を実施しました。
以下が質問一覧です。
自分と世間一般男性の感覚が、どのぐらい違うのかを確認してみましょう。
Q. あなたの年齢は?
アンケートに参加してくれた男性の年齢は、30~39歳が一番多かったです。
アンケートの詳細な集計結果は以下になります。
- 20~24歳‐9人‐9.0%
- 25~29歳‐19人‐19.0%
- 30~34歳‐30人‐30.0%
- 35~39歳‐42人‐42.0%
Q. 恋愛と結婚の結婚観について、当てはまるものを選んでください
恋愛と結婚が同じかどうかについては、片寄りはないようです。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 恋愛と結婚は別物‐50人‐50.0%
- 恋愛の延長線上に結婚がある‐50人‐50.0%
Q. 結婚相手に求める条件について、当てはまるものを選んでください
男性は結婚相手に、性格や価値観の一致を一番に願うことがわかりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 性格や価値観の一致を重視する‐71人‐71.0%
- 気遣いや誠実さ、安心感を重視する‐25人‐25%
- 収入や社会的地位を重視する‐3人‐3%
- 外見を重視する‐1人‐1%
2番目に多いのが、気遣いや誠実さ、安心感です。結婚相手には、心穏やかに過ごせる女性を選びたい傾向が高いことがわかります。
外見を重視するが1人なのが意外でした。本音のところはもっと多いのではないかと、同じ男性である筆者は思います。
Q. 結婚するタイミングについて、当てはまるものを選んでください
男性は、20代後半~30代前半を理想の結婚タイミングと考える人が多い結果となりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 20代前半が理想‐4人‐4.0%
- 20代後半が理想‐28人‐28.0%
- 30代前半が理想‐24人‐24.0%
- 30代後半が理想‐5人‐5.0%
- タイミングが合えばいつでも結婚したい‐39人‐39.0%
30代前後から結婚を意識する男性が多いことが読み取れます。30代での婚活はライバルも多く、うまく立ち回らないと結婚は困難です。
Q. 家事の分担について、当てはまるものを選んでください
家事の分担は、出来る限り分担するという男性が多いことがわかりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 出来る限り分担したい‐74人‐74.0%
- 出来ればパートナーにお願いしたい‐18人‐18.0%
- 自分でやりたい‐8人‐8.0%
共働きが増えている事実から、男性の家事の参加が必要だという意識が育ってきているようです。
Q. 働き方について、当てはまるものを選んでください
働き方について、柔軟に対応する姿勢を持つ男性が多いことがわかりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- パートナーの意向に合わせて柔軟に対応したい‐66人‐66.0%
- 共働きで、収入やキャリアを一緒に築いていきたい‐27人‐27.0%
- パートナーには家にいて欲しい‐7人‐7.0%
しかし、実際には日本の給料の伸びは少なく、共働きが必要になる場合が多いです。柔軟に対応すると言いつつも、結局は共働きになることが多いと思われます。
Q. お金の管理について、当てはまるものを選んでください
財布を分けたいと考える男性が約7割に達しました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 財布は基本的に分けたい‐67人‐67.0%
- 財布は統一して整理したい‐33人‐33.0%
家計の計算が苦手な人も多いので、実際のところは結婚した後は、財布を統一せざるを得ない人も多いと考えられます。
筆者は今のところ財布を分けて生活しています。お互いの金融リテラシーが高ければ、財布を分けて生活することも十分に可能です。
Q. 休日の過ごし方について、当てはまるものを選んでください
休日は自分の時間が欲しいと考える男性が、若干多い結果となりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 自分の時間が欲しい‐62人‐62.0%
- 一緒に趣味や活動を楽しみたい‐38人‐38.0%
しっかりと自分時間を確保すのことが、理想の結婚生活のようです。
夫婦2人なら十分に時間を確保できます。
Q. 結婚相手、パートナー選びにおいて、一番重視するポイントを教えてください
多くの男性が、パートナーとの価値観の一致や尊重、一緒にいて快適がどうかを重視しています。代表的な回答を以下でピックアップしてみました。
容姿や年齢より、とにかく価値観。
価値観が合わない人と一生を過ごすことを考えるとゾッとする。
生活レベルが大事です。衣食住にかける費用感が同じ女性だと助かります。
家事育児を安心して任せられる人が良いです。協調性のある人かどうかも、判断材料になります。
ネガティブな女性は苦手です。ポジティブな会話が多いことを重視して選んでいます。
良い意味で、お互いに妥協しあえる関係性を築けるかどうかが大事です。
ほかにも、性格やフィーリング、金銭感覚・経済観念、家事・育児に対する協力を、女性に求めている男性が多いことがわかります。時代と共に男性の結婚観もアップデートされていることが、今回のアンケートからわかりました。
【20代、30代の女性編】結婚観・価値観についてのアンケート
20代と30代の女性100人に、結婚観についてのアンケートを実施しました。
アンケート
ランサーズで『【20代、30代の女性限定】結婚観・価値観についてのアンケート』を実施しました。
以下が質問一覧です。
Q. あなたの年齢は?
アンケートに参加してくれた女性の年齢は、20~39歳がバランスよくなっています。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 20~24歳‐15人‐15.0%
- 25~29歳‐24人‐24.0%
- 30~34歳‐33人‐33.0%
- 35~39歳‐28人‐28.0%
Q. 恋愛と結婚の結婚観について、当てはまるものを選んでください
女性も恋愛と結婚が同じかどうかについての片寄りはないようです。
アンケートの詳細な集計結果は以下になります。
- 恋愛の延長線上に結婚がある‐54人‐54.0%
- 恋愛と結婚は別物‐46人‐46.0%
Q. 結婚相手に求める条件について、当てはまるものを選んでください
女性は、一緒に過ごしていて相性が良い男性と結婚したいことがわかりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 性格や価値観の一致を重視する‐52人‐52.0%
- 気遣いや誠実さ、安心感を重視する‐44人‐44.0%
- 外見を重視する‐3人‐3.0%
- 収入や社会的地位を重視する‐1人‐1.0%
女性は、男性よりも気遣いや誠実さ、安心感を重視する傾向にあります。女性とのメッセージやり取りでは、誠実なイメージを与える文章の使用を心がけましょう。初対面の時には、女性が不快な思いをしないか気を配り、エスコートすることが重要です。
マッチングアプリでメッセージを途切れさせない方法
Q. 結婚するタイミングについて、当てはまるものを選んでください
女性が理想に思う結婚タイミングは、20代後半です。
アンケートの詳細な集計結果は以下になります。
- 20代前半が理想‐6人‐6.0%
- 20代後半が理想‐43人‐43.0%
- 30代前半が理想‐12人‐12.0%
- 30代後半が理想‐3人‐3.0%
- タイミングが合えばいつでも結婚したい‐36人‐36.0%
アンケート結果から、30代の女性は真剣に婚活している可能性が高いと考えられます。婚活で30代の女性と会う際は、将来の結婚生活をイメージできるような言動を心がけることが重要です。
Q. 家事の分担について、当てはまるものを選んでください
女性は、家事をできる限り分担したいと思っている人が大半だということがわかりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 出来る限り分担したい‐82人‐82.0%
- 自分でやりたい‐12人‐12.0%
- 出来ればパートナーにお願いしたい‐6人‐6.0%
男性と比べると、できればパートナーに家事をしてもらいたい人が少ないのが特徴です。女性には、しっかりと家事をする意思を伝えましょう。普段から家事をこなすようにして、家事スキルを向上させることも重要です。
結婚相手として選ばれるのは家事スキルが重要な理由
Q. 働き方について、当てはまるものを選んでください
働き方については、男性とあまり変わらない結果となりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- パートナーの意向に合わせて柔軟に対応したい‐55人‐55.0%
- 共働きで、収入やキャリアを一緒に築いていきたい‐43人‐43.0%
- パートナーには家にいて欲しい‐2人‐2.0%
男性と比べ、家にいて欲しいと回答した人は少ないです。
Q. お金の管理について、当てはまるものを選んでください
お金の管理について、女性は財布を分けたい人が若干多い結果となりました。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 財布は基本的に分けたい‐56人‐56.0人
- 財布は統一して整理したい‐44人‐44.0%
男性よりも、若干統一して整理したい人が多いです。パートナー選びの際は、相手とお金の管理方法を慎重に考える必要があります。
Q. 休日の過ごし方について、当てはまるものを選んでください
女性の男性と同じく、自分の時間が欲しいと感じる人が大半です。
アンケートの詳細な集計結果は以下のとおりです。
- 自分の時間が欲しい‐62人‐62.0%
- 一緒に趣味や活動を楽しみたい‐38人‐38.0%
自分の時間が欲しい女性を探すことで、理想の結婚後の生活を実現できる確率が高まります。
Q. 結婚相手、パートナー選びにおいて、一番重視するポイントを教えてください
多くの女性が、パートナーとの価値観の一致や安心感、性格の相性が良いかどうかを重視しています。お互い自立した関係を求める人も多いです。代表的な回答を以下でピックアップしてみました。
お互いを思いやる気持ちがあるかが1番だと思います。女性は妊娠や出産、子育て…と色々なライフステージにあわせて変化していく必要があります。
男性側も完全に任せきりにせず、夫婦で楽しく過ごせるように心がけてほしいです。
相手を尊敬できるポイントがあり、価値観が違っても理解しあえるかどうか。
食べ物の好みや休日の過ごし方が似ている人が理想です。一緒に生活しやすいパートナーであるかどうかを重視します。
恋人の異性との関わりで許せるラインが合う人を選ぶようにしています。例えば、異性と2人きりで会うのは嫌、手をつながれるのは嫌などです。
この価値観が違いすぎると喧嘩になることが多かったため。
精神が自立している人が良いです。お互いにあまり干渉しあわず、程よい距離感で生活できることが大事です。
部屋がどのくらい散らかっていても大丈夫かの価値観が重要になります。室温など、日常の小さな価値観が一致すると嬉しいです。
清潔感や価値観が大事です。
金銭感覚の一致や家事分担、将来のビジョンが共通しているかなども重要なポイントとして挙げられています。外見や収入も少なからず気にされています。さまざまな価値観がある中で、一人ひとりの女性と誠意をもって接し、価値観を把握しましょう。
結婚後の価値観のズレを防ぐために婚活中に確認すべきポイント
結婚後の価値観のズレを防ぐためには、婚活中にしっかりと相手の考えを知ることが重要です。自分の価値観を明確にし、それに合った相手を見つけるためには以下のポイントを確認しましょう。
- お金に対する価値観
- 子どもについての価値観
- 育った環境やしきたりの価値観
お金に対する価値観
結婚生活におけるお金の使い方や管理方法は、大きなトラブルの原因になりがちです。普段の生活でのお金の使い方や、貯金に対する考え方について率直に話し合いましょう。共同で管理するのか、それとも個別に管理するのかを明確にし、お互いが納得できる方法を選ぶことが大切です。
お金の管理はデリケートな問題です。きっちり決めておかないと後々大きなトラブルになります。厚生労働省の発表(※1)によると、離婚の原因の3位が『生活費を渡さない』となっています。6位は『浪費する』です。
※1 参考:Authense(外部サイト)
子どもについての価値観
結婚後に子どもを持つかどうかは、夫婦にとって大きな決断です。婚活では、真剣に交際する前に子どもを持つかどうかをお互いに確認しておきましょう。子どもの育て方や教育、しつけに関する価値観を共有し、具体的なビジョンを持つことで、結婚後のトラブルを避けられます。
育った環境やしきたりの価値観
人それぞれが異なる環境で育っているので、価値観が異なる場合が多いです。家族の関係性やマナーに対する意識、金銭感覚、生活習慣などに気づくことは、相手を理解するうえで重要です。しきたりや地域の習慣にも注目しましょう。相手の育ち方や、背景にある価値観をより深く理解できます。
価値観が違う場合の対処方法
価値観の違いを感じた場合、即座に問題視するのではなく、改善の余地があるかどうかを探ることが重要です。「私はこう思う」と自分の意見を伝えることで、相手への非難ではなく対話を促し、対立を避けられます。
お互いにルールを作る方法もおすすめです。ルールにもとづいて歩み寄れば、関係を改善可能です。価値観の違いがあっても、お互いの良い点を見直し再確認することで、長期的に良好な関係を築けます。
恋人がいない男性が婚活中に確認すべきこと
婚活中の男性は自分の価値観を理解し、価値観に合った女性を見つけることは重要です。初対面から価値観が一致しているかどうかを確認し、結婚後の生活を想像しましょう。結婚を意識してコミュニケーションを取ることにより、将来のトラブルを未然に防げます。
家事の分担や働き方に対する考え方の確認
結婚生活において、家事の分担や働き方に対する考え方を共有することは重要です。お互いの期待を明確にし、どのように家事を分担するかを具体的に話し合うことで、後のトラブルを避けられます。家事分担の例は以下のとおりです。
- 料理:どちらが料理を担当するか、曜日ごとに交代するかを決める
- 掃除:掃除の頻度や担当するエリアを分ける
- 洗濯:洗濯をどちらが行うか、アイロンがけなどの役割分担を明確にする
- 買い物:食材や日用品の買い物の担当や分担を決める
- ゴミ出し:ゴミ出しの日程と担当を決める
働き方やキャリアについての考え方も共有し、お互いの夢や目標を尊重することが大切です。何気ない会話から、女性の傾向を見抜きましょう。真剣な出会いを探しているなら、直接聞いてみるのも効果的です。
休日の過ごし方と生活スタイルの調整
休日は結婚生活において、家族との時間と個人の時間のバランスを取る大切な機会です。休日の過ごし方について相手と話し合いましょう。休日での小さなすれ違いが、やがて大きな不満になり爆発します。
休日のレジャーにおけるお金の使い方についても確認が必要です。お互いに納得し、無理のない範囲で計画を立てることで充実した時間を過ごせます。
価値観の違いを受け入れる柔軟な姿勢を持つ
結婚生活では、価値観の違いが必ずしも悪いことではありません。価値観の違いをお互いに尊重し合うことが大切です。価値観の違いは、成長のための重要な要素でもあります。相手の意見を理解しようとする努力を惜しまず、共通のゴールに向かって協力すれば、より強固な関係を築けます。
違いを前向きに捉えることは、夫婦関係を豊かにする効果もあります。価値観の違いに対して柔軟であれば、お互いの成長につながる機会を増やせます。
筆者も、夫婦で価値観や好みが合わない場面が多いです。しかし、案外うまくいっているので、価値観にこだわりすぎるのも、問題かもしれません。
結婚相手に何を望むのか?
結婚相手に臨む要素として、3高と呼ばれる以下の3つの要素があります。
- 高学歴
- 高収入
- 高身長
上記の要素を持つ人が結婚相手に最適だと言われてきましたが、本当に幸せな結婚祖するためには価値観が重要です。
自分の価値観を理解している人は少数
『価値観があう』は、よく聞く言葉ですが、実際のところ自分の価値観をきちんと言語化できている人はあまりいません。雰囲気で価値観を理解して、雰囲気で価値観が合ってそうなパートナーを選んでいるのが現状です。
自分の価値観を明確に理解していないのままで、相性が良い相手を選ぶのは難しいです。世間一般的に良い評価を受けていたり、友人に紹介したらウケが良さそうだったりする人を選んで失敗しがちです。一見魅力的に見える人でも、実際には一緒にいてストレスを感じたり、自分らしさを見失ったりする場合があります。
自分の価値観を見つめ直し、言語化することが必要です。自分にとって最も大切なことは何かを考えてみてください。
仕事のやりがいや家族との時間、自分自身の成長、趣味やリラックスの時間など、優先順位を明確にしましょう。自分に合ったパートナー像も見えてきます。
価値観リストを作成し婚活に役立てる
自分の価値観を知り、婚活に役立てるためには、価値観リストを作る必要があります。メンタリストDaiGoさんの著書に、価値観リストが紹介されています。
引用した内容は以下のとおりです。
~前略~「価値観リスト」というシンプルなエクササイズを紹介します。これは「動機づけ面接」などの心理療法で使われる手法で、100を超す試験で効果が確認された由緒正しいテクニックです。
「価値観リスト」は、多くの人が無意識のうちに抱いている価値観を80種類にまとめたもので、以下のステップで使います。
リストを見ながら、それぞれの項目を「とても重要(◎)」「重要(〇)」「重要ではない(×)」のいずれかに分類
「とても重要」に分類した価値観のなかから、特に大事だと思うものを10個まで絞り込む
選んだ価値観を重要度が高い順に1~10位までランクづけする
80個の価値観リストからとても重要なものを10個選ぶなどで、心理テスト感覚で楽しみながら新しい自分を見つけられます。書籍では、価値観リストをより深堀するワークが紹介されているので、実際に手に取って試すのがおすすめです。
今すぐに試してみたい方は、価値観リスト早見チェック表を公開しているサイト(※2)を確認してみましょう。
※2 参考:LIFE-WORK(外部サイト)
自分の価値観を知るメリット
「心理テストで何がわかるの?」と疑問に思うかもしれません。しかし、自分の価値観を知る事は大切です。人生では、たびたび以下のような後悔に襲われます。
- 「あの時の選択が間違っていたな……」
- 「決断までに時間がかかってしまう」
自分の価値観を正確に把握することは、人生の選択や決断を円滑に行うために必要です。人生の時間は有限で、過去に戻ることはできません。価値観をはっきりさせないと、人生の岐路が訪れるたびに迷い、時間を浪費し、選択を間違ってしまう場合が多いです。
仕事や家庭、恋人、お金、愛など、はっきりとした順位づけが出来ていないと選択を間違えます。迷って決断を遅らせると、どちらも失ってしまう可能性もあります。
婚活も価値観リストで洗練される
初デートの際も、自分の価値観リストを思い出しながら、女性が自分の価値観を理解してくれそうか考えながら接しましょう。30代の時間はとても貴重です。少しでも効率的に婚活を進めましょう。
ありがちな離婚の例
離婚の原因で多いのが「お金の問題」です。実際に筆者が聞いた離婚に至った悲しい話を紹介します。
高年収なら円満に暮らせるわけではないケース
世間一般的に良いとされる「高年収」に惑わされて、自分の価値観を後回しにした結果、離婚に陥った例を紹介します。
婚活中の30代のAさんは同年代のBさんに出会いました。Bさんの金遣いの荒さに不安を覚えたものの、Bさんは上場企業勤務で年収も1,000万円です。親や友人も、彼を結婚相手にふさわしいと勧めてくれました。
Aさんは年齢的に少し焦りを感じていたのもあり、早々と結婚を決め新婚生活がスタートします。
1,000万円も年収があるんだから将来も安心ね。幸せな人生は確実!毎月しっかり貯金して、安心を手に入れましょう!
貯金なんていらないよ?貯金がなくても稼げばいい。お金はどんどん使って今を楽しまないと!最低限の生活費は渡すからそれでいい感じにやっといてくれないか?
だって子供が出来た時のことも考えないと… …。それに仕事がずっとうまく行くとも限らない。最近上場企業のリストラだって珍しくないんだから。
うるさいな!イライラするから飲みに出かけてくる!
お互いのお金に対する価値観の違いから、結局2人はお別れすることになりました。Aさんは、Bさんに少しでも貯金に回してもらえればよかったのに……。
世間一般の幸せとあなたの幸せは違う
離婚の事例から学べるのは、世間の評価に囚われず、価値観の違いからくる不安を最初に擦り合わせるべきだったということです。例ではBさんが悪者っぽく描かれています。しかし、お互い「今が楽しければそれでいい」といった価値観なら、結婚生活はうまく行ったはずです。
自分の価値観を知らずに、世間一般の価値観で相手選びをして起こった悲劇です。自分の絶対に守りたいこだわりやルールなどを、結婚前にしっかりと理解し伝えましょう。トラブルを防ぐためには、しっかり話し合うことが重要です。
気に入られたいが為にする我慢は続かない
気に入られたいが為に、相手の気になる点に目をつむって付き合いを続けるのは長続きしません。付き合ったばかりの時や新婚の時期は、2人の気持ちが燃え上がっているので嫌なところも目をつむって付き合えるでしょう。
しかし、結婚して熱が冷めてくると我慢が効かなくなり、少しのすれ違いでも許せなくなります。夫婦関係が冷え込んで離婚へとつながる典型的なケースです。
「私が我慢すれば上手くいく」「何か理由があって今はうまくいってないだけ」。何回もそんな考えが頭をよぎるなら危険信号です。
まとめ:男女の価値観の違いを理解し、婚活で良い相手を見つけよう
結婚相手を選ぶ際、最も大切なのは、自分の価値観を理解し結婚相手を選ぶことです。価値観の違いが結婚後のトラブルにつながりやすいため、婚活中に相手との考えをしっかり共有しましょう。
アンケート調査によると、男性は性格や価値観の一致を重視し、女性は安心感や誠実さを求める傾向があります。家事の分担や働き方、休日の過ごし方などについて、事前に話し合いましょう。具体的な取り決めをしておけば、結婚後のすれ違いを減らせます。
結婚生活では価値観の違いを受け入れる柔軟な姿勢が必要です。自分の価値観をリスト化し、婚活に役立てることで、迷いや後悔の少ない相手選びが可能になります。
お金の問題や価値観の違いによる離婚例から学び、世間の評価にとらわれず、自分に合った相手を選ぶことが幸せな結婚への近道です。無理して相手に合わせる姿勢は長続きしませんので、お互いに本音で向き合うことが重要です。