弱者男性には結婚はムリ?婚活に挑む際の課題【弱者男性1500万人時代】
- 自分は弱者男性なんだろうか?
- ハンディを背負った私が結婚できるのか?
- 弱さを持った男は自分以外にどれぐらいいるのか?
1500万人もの男性が、今この瞬間も助けを求められずに苦しんでいます。あなたはその現実を知っていますか?
結婚したい、恋人が欲しくても、自分に弱みがあり、諦める男性も少なくありません。
書籍『弱者男性1500万人時代』は、そんなつらい状況にあるが、誰からも助けられない弱者男性にスポットを当てた本です。
1500万という数字は驚きですよね。
今回は、筆者が『弱者男性1500万人時代』から感じた『弱者男性と婚活』についての考えを、書籍の内容を交えながらお伝えしていきます。
実は筆者も弱者男性の特性を持つ『低スペック』の1人。
筆者の経験と、弱者男性に実施した独自アンケートから、今まで見えていなかった弱者男性ならではの婚活術がわかります。
本記事を読めば、弱者男性が婚活で直面する課題と、それを乗り越える方法が見えてきます。そのヒントを手に入れることで、理想のパートナーとの出会いにグッと近づけるはずです。
この記事の筆者
名前 / Name
てっちゃん
プロフィール/profile
32歳で婚活を始めるが、低スペックの為に350人にフラれる。
その後婚活力を磨き、5年間の婚活の末に結婚。娘も誕生。
低スペックが結婚できたノウハウが誰かの役に立てばと思い、婚活で悩む男性を応援するブログを執筆している。
『弱者男性1500万人時代』が示す弱者男性の定義と現状
書籍から分かる、弱者男性の定義と現状を紹介していきます。
注意点として、これらのカテゴリー分けと現状の分析は、『弱者男性1500万人時代』独自のものです。
これが、弱者男性の絶対的な基準でないことを理解して読み進める必要があります。
弱者男性の15のカテゴリー
『弱者男性1500万人時代』では、以下のようなカテゴリーが弱者男性として定義されています。
- 障がい者(精神・身体。発達障害も含む)
- 信者の家族(宗教2世を含む)
- 引きこもり
- 介護者(ヤングケアラーも含む)
- 虐待サバイバー
- 多重債務者の家族
- 容姿にハンディのある人(身長も含む)
- 貧困(相対的貧困で計測)
- 性的マイノリティ
- 境界知能(知的障害ではないものの、知能指数が低い)
- 非正規雇用・無職
- コミュニケーション弱者
- 3K労働従事者
- 在日外国人、民族的マイノリティ
- きょうだい児(きょうだいが障害児である人)
これらのカテゴリーは、実際にアンケートを実施した男性から感じ取れたものだそうです。詳細については書籍を参考してください。
弱者男性は誰にも助けを求められない
日本には約1500万人もの弱者男性がいると言われています。1500万人という数字は、男性の4人に1人がなにかしらの弱い部分を抱えている計算になります。
一方で、女性の中にも社会的に不利な立場に置かれている人は少なくありません。しかし、弱者男性が直面している問題は、女性の抱える困難とは性質が異なるのです。
弱者男性には十分な支援制度がなく、世間一般のイメージによって「男は強くあるべき」というプレッシャーにさらされています。
そのため助けを求められず、苦しんでいる様子が誰にも見えない、まるで透明人間のような存在になってしまうのです。
著者のトイアンナさんは、低年収の男性が宴会でバカにされる様子を目の当たりにしてきたと言います。
2024年。現在、女性を年齢で評価することは、言語道断で差別とされるだろう。だが、低年収の男性に対してはどうだろうか。
私は数多くの宴会で、低年収の男性がバカにされるところ見てきました。
「年収300万円を切る男なんて、人として見れないよ」~中略~「転職なり何なり、自分で改善できたはずでしょ」
「そんな偏見は気にしなくていい」と思う人もいるかもしれませんが、世間は男性に甘えを許さないのが現実です。
書籍内でインタビューに答える弱者男性は、男として生きるつらさを語っています。
よく、女性が「男らしさから降りていい」って言うじゃないですか。あれって、意味ないよなって思うんですよね。
降りても生きていく道がないじゃないですか。そうやってただの弱者になった男性と暮らせる女性って、いないと思うんですよ。
女性には、玉の輿に乗ったり、水商売で男性よりも稼いだりする選択肢もあります。しかし男性にはそれがなく、最後は『自己責任』の一言で片付けられてしまうのが現状です。
やむを得ない理由で弱者になっている男性もいるのに…。
弱者男性は、助けを求めることすら許されない状況に置かれています。周囲から理解を得られず、孤独に苦しんでいるのです。
次の章からは、『弱者男性1500万人時代』を読んで感じた、弱者要素を持つ男性が婚活に挑戦するためのヒントを、書籍の内容を交えながらお伝えしていきます。
婚活で苦戦する30代男性に伝えたい2つのポイント
この本を読んで感じた、婚活で苦戦する30代男性に伝えたいことは以下のとおりです。
- 弱者男性の辛さ、弱さは誰からも理解されない
- 小さな行動の積み重ねが、状況を変える力になる
まず、婚活がうまくいかない男性の悩みとして『誰にも相談できないこと』が挙げられます。
競争社会で生きなければいけない男性は、弱音を吐けません。
私の経験では、友人同士でも年収の差によってランクが決まり、下の立場の人間はすぐにマウントをとられてしまうことがありました。
『弱者男性1500万人時代』では、そんな男性特有の悩みに女性著者が寄り添って注目してくれています。それが筆者にはありがたいと感じました。
弱者男性が助けを求められない中で、どのような気持ちで婚活に挑めばいいのでしょうか。
『弱者男性1500万人時代』を読んでわかった事実を織り交ぜながら、この問題について解説していきます。
弱者男性の辛さ、弱さは誰からも理解されない
弱者男性の辛さや弱さは、なかなか周囲から理解されにくいものです。
特に、男性の価値が『年収と外見』に集約されてしまうのが問題だと、著者は指摘しています。
男性の価値は『年収と外見』に集約される
『年収と外見』の2つの基準でモテない男性は『弱い』と判断され、負け犬扱いされてしまいます。
一方、女性の強みや価値の判断基準は複雑で、勝ち負けが決まりにくいのです。
臨床倫理学研究所・森裕子さんと、お茶の水女子大学人間科学系准教授・石丸怪一郎さんの論文※1 によると『女性の強み・価値は3つに分類され、勝ち負けは表れにくい』となっています。
女性はマウントをとる際に3つの軸が存在し、ジャンケンのように3すくみになっています。以下のとおりです。
- 1. 伝統的な女性らしさをもっている
-
伝統的な女性らしさの誇示には「子どもの存在をアピール」、「家柄や夫の資産からくる優越感の誇示」といった発言が特徴的です。
例:「縛られることがなくてうらやましい」
- 2. 自立した女性である
-
雇用形態や学歴、ライフスタイルの違いを元に他の女性を見下したり、海外経験や高価な品物を自慢したりすることで、自分が自立した優れた女性であるとアピールします。
例:「主婦なんて、いいご身分だよね」
- 3. 性的な魅力を持っている
-
すっぴんや肌の白さを誇り、他女性の容姿を批判しつつモテ方を指南したり、年上女性やアラサー女性を、からかったりする。
例:「素材がいいのにもったいない」
以上のように、女性は簡単に上下関係が生まれず、はっきりとした弱者が生まれにくい傾向にあります。
男性の方が、年収と外見だけで簡単にランク付けされやすいと言えます。
※1 参考:お茶の水女子大学教育・研究成果コレクション
弱者男性を追い詰める自己責任論
さらに問題なのは、年収と外見がある程度環境で決まってしまうにもかかわらず、それが考慮されない点です。
『年収と外見』に恵まれない男性には、「努力不足だ」「身だしなみぐらい誰でもできる」という自己責任論が向けられがちです。
しかし、本当に『努力不足』だけが原因なのでしょうか?
得られる年収は親の年収や家庭環境の影響が強い
高い年収を得るには、高学歴であることが有利です。実は、恵まれた家庭環境の人ほど高学歴になりやすいことがわかっています。
お茶の水大学の調査※2 では、親の年収が子供の学歴に比例すると示されました。
また、貧困家庭の子供も貧困に陥りやすい『貧困の悪循環』という現象があるとも紹介されています。
※2 参考:保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究
外見は生まれ持ったもので変えるのが難しい
結婚したい男性の特徴として、必ずと言っていいほど挙げられるのが高い身長です。人工的に身長を伸ばすことは難しく、生まれつき低身長の男性に打つ手がないのが現状です。
顔も婚活で重視されます。
若い世代では整形することの抵抗感は薄れてきていますが、金銭的負担がかかることから誰もが気軽にできることではありません。
体格も人によっては『太りやすい、筋肉が付きにくい体質』の場合があり、人それぞれ平均ラインに到達するまでにかかるコストが違います。
かかる時間や苦労が違う以上「努力不足だ」の一言で終わらせていい問題ではないでしょう。
このような環境の差を無視して、全てを努力不足のせいにするのは適切ではないでしょう。
誰かに評価されることは避けられないかもしれません。しかし、目標に集中し、少しずつ自分を高めることが大切です。
誰かと自分を比べるのではなく、過去の自分と今の自分を比べよう!
社会構造的な問題を理解し、自分を責めすぎないこと
男性は助けを求めにくく、弱者から抜け出せない構造があります。弱者男性が置かれた厳しい状況を理解し、自分を責めすぎないようにしましょう。
例えば、女性が男性からDVを受けた場合、誰もが女性の味方になるでしょう。
しかし、逆のケースでは「男性が悪いことをしたのでは?」と思う人が少なくありません。
『弱者男性1500万人時代』の独自アンケートでは、架空の事件の被害者として誰が一番かわいそうかを聞いたところ、男性は圧倒的にかわいそうだと思われていない結果が出ています。
この背景には、男らしさという呪いがあると考えられます。
幼い頃の教育が、男女の感情表現の違いを生み出す場合があります。
女の子は泣くことが許され、友達のために泣ける子は優しいと褒められます。
一方、男の子は泣くと怒られ「男の子なんだから泣くんじゃない」と教えられがちです。
こうして男性は知らずしらずのうちに、助けを求めることを避けるように教育されていくのです。
さらに、就職氷河期や非正規雇用の増加など、社会的な要因によって弱者男性が生み出されている面もあります。
弱者男性の問題は、個人の責任だけでなく、社会全体の課題として捉える必要があるでしょう。
自分を責めすぎないことも大切です!
小さな行動の積み重ねが、状況を変える力になる
現状を変えるためには、自分にできる小さな行動から始めることが重要です。小さな変化の積み重ねが、やがて大きな変化を生み出す原動力になります。
まずは、現状を変えるために助けを求める勇気を持ちましょう。そしてコミュニケーション能力の向上や、社会参加の機会を増やすなど、一歩ずつ前に進んでいくことが必要です。
助けを求めるのも勇気ある行動です!
環境や特性から、全ての能力を平均以上にするのは難しいかもしれません。
しかし、変えられるところに注目し、昨日の自分より成長することを目標にしてみてはどうでしょうか。
本ブログでは、低スペックな筆者が結婚できるほどの『婚活偏差値50』になった方法を紹介しています。
偏差値を上げて、助け合って生きていけるパートナーを振り向かせるための土台を作ってもらえると嬉しく思います。
弱者男性の結婚に対する思いのアンケート
『弱者男性1500万人時代』によって、およそ1500万人もの弱者男性がいることはわかりました。
筆者は、この弱者男性たちが、結婚についてどのように思っているのか気になりました。そこで、独自アンケートを実施しました。
実施したアンケートから得られた、弱者男性たちの生の声をいくつか紹介します。まずは、アンケートに回答した男性の弱者特性から見ていきましょう。
なお『弱者男性1500万人時代』の中で、明らかに弱者男性だが分類から漏れていると記載がある『中卒者』と『自死家族』を特性として追加しています。
コミュニケーション弱者が最多
回答者の弱者男性の特性を集計した結果『コミュニケーション弱者』が1番多くなりました。
(複数選択可)
- コミュニケーション弱者‐14票
- 貧困(相対的貧困で計測)‐10票
- 非正規雇用・無職‐7票
- 障がい者(精神・身体。発達障害も含む)‐7票
- 容姿にハンディがある人(身長も含む)‐7票
- 引きこもり‐4票
- 自死家族‐1票
- きょうだい児(きょうだいが障害児である人)‐1票
- 介護者(ヤングケアラーも含む)‐1票
- その他‐3票
※注:回答があったものだけを記載
2番目が『貧困』でした。上位の項目は重複する場合が多く、多くの男性がこれらの弱者性を持っていることがわかります。
その他と回答した男性の意見を紹介します。
障害認定を受けてはいませんが、遺伝子レベルで生まれつき身体が弱く非力です。
人と比べ疲れやすく、すぐに風邪を引いてしまう点が弱者男性の要素だと思います。
持病がある訳ではないのですが、体そのものが弱く、体力がないことです。
このように、身体的なハンディを感じている男性も少なくなさそうです。
弱者男性は婚活に大きく影響を及ぼしている
アンケートの結果、弱者男性の特性が婚活に影響を与えていると全員が回答しました。
- 大きく影響している‐14人‐70.0%
- やや影響している‐6人‐30.0%
- どちらともいえない、あまり影響していない、全く影響していない‐0人
弱者男性の特性は女性から避けられる可能性が高いでしょう。今回のアンケート結果から、弱者男性の婚活の厳しさがよく分かります。
弱者男性が直面する婚活の壁5つ
上記の問いの回答を集計してみると、次の5つに分類されました。
- 経済的な問題
- 身体的な問題
- コミュニケーション能力の問題
- 心理的な問題
- 出会いの機会の少なさ
順番に回答を見ていきましょう。
婚活の壁・その1. 弱者男性は収入が低く結婚できない
弱者男性には『非正規雇用・無職』が多く、収入が少ない傾向にあるため、婚活に不利になる場合があります。
経済的な理由を挙げた男性の回答を見てみましょう。
女性は安定した年収を求めますが、その金銭的価値を提供できないと感じます。
例えば、デート代は全部男性持ちだとかです。金銭的な価値観が合いません。
収入が少なく貯蓄がない。
経済的な余裕がないので、パートナーを作るのが難しいです。
非正規雇用の上に、もともと結婚願望が希薄だったので、パートナー探しに取り組んでいません。
結婚したとしても、養っていけるか不安です。
上記のように収入の低さによって、結婚やパートナー作りが困難と感じる男性が多くいます。
「男は収入が高くないとダメ」のような空気は、弱者男性にとってはつらい風潮です。
収入の低さに負い目を感じている男性は多そうですね…。
婚活の壁・その2. 外見の魅力がなく自信もない
外見の魅力のなさも、弱者男性が婚活に苦労理由のひとつです。『身長が低い』『薄毛』などが悩みの種になります。
私は低身長で、容姿も良くありません。
なので、お付き合いする相手を見つけるのに苦労しました。
身長が低い上に、20代で早くも薄毛を発症。
しかも肥満体型なので、見た目で女性に相手にされない。
女性は170cm以上の身長が高い男性を好む傾向にあります。※3
身長は生まれ持ったものであり、後からどうにかできるものではありません。身長で男性としての価値を測られるのは、不本意に感じるでしょう。
筆者も170cmあれば良かったと、何度も思っています…。
※3 参考:PR TIMES
婚活の壁・その3. 女性との会話が苦手
会話に対して苦手意識があるのも、弱者男性の婚活がうまくいかない要因です。
気の利いた会話ができないので、女性受けが悪い。
女性と接するのが苦手で、食事や会話がスムーズに出来ませんでした。
そのせいで、なかなか相手がみつかりませんでした。
デートなどの場面では、男性が会話をリードすることを求められます。会話が苦手な男性は、それだけで「ダメな男」の烙印を押されてしまうのです。
『弱者男性1500万人時代』では、男性のコミュニケーション弱者が悪者になりやすいと指摘しています。
たとえば、婚活をする男性から女性に対してよく挙がるクレームの一例が「女性が全く話をしてくれなかった」「女性が、はい、いいえくらいしか言ってくれなかった」といったものである。
仮に男性がこのような対応をしたら、美男子や資産家であっても、結婚できる可能性はほぼゼロである。
だが、女性の場合、コミュニケーションがイマイチでも美人なら、若ければ、あるいは資産などほかの魅力があれば結婚できてしまうことがあるのだ。
このように、コミュニケーション能力に対する男女の期待値の違いが、弱者男性の婚活を更に難しいものにしています。婚活の場面に、男女平等はないのかもしれません。
しっかり相手の話を聞くのが、会話を盛り上げる方法です!
婚活の壁・その4. 弱みがあることで前向きに婚活ができない
弱者男性の特性があることで弱気になり、婚活に悪影響が出ている男性が多く見受けられました。
自分のような弱者男性に迫られたら、女性はきっと気持ち悪いと思います。
そのような不安があり、自分からアプローチできません。
自分に自信がないため、どうせ嫌われるだろうと思い後ろ向きになってしまいます。
消極的な考えのため、結婚やパートナー作りにも悪影響があると思います。
自分の幸せよりも、一緒にいる人に迷惑をかけたくないという気持ちが強いです。
過去にいいなと思っている人から告白されましたが、断ってしまいました。
さまざまなコンプレックスにより、女性に対してアプローチできない場合が多いようです。
勇気を出して行動することが、婚活を成功に導く第一歩。自己改善するにしろ、まず動き出す習慣を作ることが大切です。
諦めたら、そこで試合終了ですからね!
婚活の壁・その5. 出会いの少なくハードルも高い
引きこもりや介護の問題で、出会いの場に行けないという回答が目立ちました。
引きこもりとコミュニケーション弱者という時点で、女性とリアルに会う機会が少ない。
問題点は、障害があり仕事がなかなか見つからないことです。
十分な収入も得られない上、日常生活の活動範囲も狭くなり、女性との出会いも圧倒的に少なくなるのが現実です。
好みの女性と出会っても、自分の境遇や精神状態を考えるとどうしても気が引けてしまいます。
父親が脳梗塞を起こし、介護しなければならなくなりました。
なので実家暮らしという条件まで加わり、結婚どころかパートナー作りをするのすら絶望的な状況です。
このように、引きこもりや介護といった事情を抱える弱者男性は、出会いの機会が少なくなります。たとえチャンスがあっても自分の境遇に自信を持てず、女性に積極的にアプローチできません。
弱者男性が婚活に対して前向きになるには、自信を持てるようメンタル面でのサポートが欠かせません。
社会全体で弱者男性の自立の支援や、サポート体制の構築が、彼らの婚活の壁を取り除く鍵となるでしょう。
ひとりでは解決できない問題を抱えている男性も多いんですね…。
弱者男性は婚活が苦戦するのを『自分のせい』だと考えがち
アンケートの結果、婚活がうまくいかない原因は自分にあると考えている男性が多いことがわかりました。
全ては自分に原因があります。
やはり安定した稼ぎがない事と健康状態が常に不安定では、女性も落ち着いて恋愛をしたり結婚したりはできないと思います。
自分のダメな部分が、相手に受け入れられる可能性が低いと考えています。
自分のダメな部分が、女性の好意を帳消しにするデメリットと考えてしまうので婚活がうまくいきません。
弱者男性から抜け出すためにはいったい何が必要なのか、全くわからないから。
自信のなさから、何事にもリスクを考えてしまうのが根本的な原因。
自分のことで精一杯なのに、他者の人生に責任を持てるのか? という不安もある。
様々な障がいがあり、女性とまっとうなコミュニケーションを取れない。
恋愛がうまくいくイメージが沸かないために、自分からかかわりを避けてしまいます。
『弱者男性1500万人時代』でも、男性は助けを求めにくいと記載されています。自分で自分を追い詰めてしまう男性も多く、適度なストレスケアが必要です。
自分を責めすぎないでくださいね。
【アンケートまとめ】弱者男性は婚活を諦めている人が多い
アンケート結果をまとめると、自らの弱者男性の特性から、結婚や恋人作りに積極的になれない男性が多いことがわかりました。
『男性は強くあるべき』という世間の圧力から、自分らしさを認められず苦しんでいる男性がいます。
『弱者男性1500万人時代』でも、男性をケアする団体や制度が少ないことに触れています。
弱者男性は少数ではなく約1500万人もいる。
それを頭に入れて、自分一人でふさぎ込まずに、周りの人との交流を持ったり、自信を取り戻す改善策をとったりする必要があるでしょう。
次は、婚活に対して悩みを持つ弱者男性はどのような生き方をすればいいのか? について考えてみました。
周囲と格差を感じる弱者男性の選択肢【結婚するorしない】
弱者男性、低スペックでモテない男性がとる選択肢は以下の2つです。
- 結婚を目指して行動する
- 独身として楽しく生きていく
自分が納得しているのならば、どちらも道を選んでも充実した人生になるはずです。それぞれを選んだ際に、考えるべきことを解説していきます。
【結婚する】そのためには勇気ある行動が必要
弱者男性が結婚するためには、勇気を持って行動することが必要です。生きづらさを認めつつも、少しずつ前に進んでいく姿勢が求められるでしょう。
長期的な視点から見ても、勇気をもって困難に取り組むことが幸せにつながります。
頑張らない選択肢は、一時的に楽なのかもしれません。しかし、長期的に見れば自分を苦しめる可能性があります。
日本の労働者の約9割は雇用されており、経営者の評価によって給与や待遇が左右されます。
多くの経営者は努力を重ねて人の上に立っているため、必然的に頑張る人の評価を高く、頑張らない人の評価を低くする傾向にあるのです。
資本主義社会の日本で、ある程度の評価を得て生活するには努力が欠かせません。
頑張らない道を選べば、厳しい現実が待ち受けているのかもしれないのです。
また、自身の成長を放棄することは、人間的な魅力を失うことにもつながります。
人よりも頑張らず、面倒なことを避けながら、人並みの待遇や評価を求めるのは矛盾しています。
頑張らない生き方を選ぶということは、承認欲求や物欲を捨て、修行僧のような質素な暮らしを受け入れる覚悟が必要になるでしょう。
結果がどうだったとしても、婚活を頑張った後には、満足感と成長した自分が残ります!
【結婚しない】独身として楽しく生きる人から学ぶ
結婚は幸せになる唯一の方法ではありません。独身として充実した人生を送る人々からも学ぶべきことは多いのです。
シングルで幸せに生きる人の考え方や生き方に触れ、結婚にとらわれない自分らしい人生の歩み方を見つけることが大切です。
『【シン・シングル時代】独身がしあわせに生きるコツ』では、書籍や独自アンケートから、新しい生き方の実態を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
自分の身の丈に合った生活をし、気の合うコミュニティと交流を持つことで、独身でも十分に幸せになれます。そのような生活をする人々は、世界中に数多く存在しています。
弱者男性の婚活は簡単ではありません。努力を続ける勇気と、状況を受け入れて前に進む柔軟性が必要です。
そして、結婚だけが人生のゴールではないことを忘れずに、自分らしい幸せを追求していくことが何より大切です。
生き方は多様化してきています。あなただけの幸せを探し出しましょう!
筆者の弱者・非モテエピソードと結婚できた理由
筆者は32歳から婚活を始めましたが、多くの時間と労力を注いだにもかかわらず、5年もの間彼女すらできませんでした。
実は、私も『弱者男性1500万人時代』で定義された『弱者男性の特徴』をいくつか持っているのです。筆者が当てはまる特徴は以下の3つです。
- コミュニケーション弱者
- 3K労働者
- 非正規雇用・無職
なぜそう感じるのか? そしてどのようにその特徴と付き合い結婚できたのか? を順番に説明していきます。
筆者の弱者ポイント1. コミュニケーション弱者
まず、筆者にはコミュニケーション弱者の一面があります。物心ついた頃から「自分は人に嫌われやすい人間なんだ」と感じていました。
通っていた小・中学校は、強烈ないじめがない恵まれた環境でしたが、暴力や言葉で傷つけられた経験は少なからずありました。
- 意味もなく髪を引っ張られる
- 蹴られる、叩かれる
- 貸したものが落書きをされて帰ってくる
小・中学生時代には、上記のような嫌がらせが続きました。同級生からは変わり者扱いされていたのでしょう。
立ち直れないほどの、深刻ないじめにならなかったのは幸いでした。
また、より強く自分にコミュニケーションの欠点があると自覚したのが、複数の教員からの態度でした。その態度とは以下のようなものです。
- 美術の授業中に、大木の絵に筆をぐるぐるさせて色を塗っていたら「そんな塗り方したら跡がつくでしょ!廊下に立ってなさい!」と言われる
- 担任でも部活の顧問でもない、関係が薄い体育教師に「わし、お前のこときらいだわ」と、いう必要のない言葉の暴力を受ける
自分では普通にしているつもりでも、知らずしらずのうちに相手を不快にさせていたのかもしれません。
筆者は、個性的な発達特性を感じており、グレーゾーンではないかと思っています。なぜなら、親やきょうだいにもその傾向が見られるからです。
集団生活に息苦しさを感じる場面は多いです。
このような経験から、対人関係に恐怖心を抱いているのは事実です。しかし、素直で勉強好きという長所もあったので、自己研鑽に力を注げました。
その点で、コミュニケーション弱者である私が、結婚に至った要因の一つではないかと考えています。
筆者の弱者ポイント2. 3K労働者
筆者は高校を卒業してから『きつい、汚い、危険の3K要素』を持つ工場で働いています。
重量物を手で運んだり、立ちっぱなしの長時間労働をしたりなど、肉体的にも精神的にもきつい仕事です。
しかし、年収は300万円程度と決して高くはありません。
現在就いている仕事では一週間で、のべ4~6トンもの重量物を扱い、夏場の工場内の気温は35度以上にもなる過酷な環境です。
アラフォーになった今、体力も気力も限界が近づいていることを感じています。このまま体力勝負の仕事を続けていくのは難しく、10年後も続けられるかはわかりません。
真剣に将来が不安です…。
筆者の弱者ポイント3. 非正規雇用・無職
弱者男性のポイントの3つ目として、非正規雇用や無職の期間があるのも挙げられます。
20代の頃にリーマンショックが起き、正社員になるのが難しい時代を経験しています。自分の状況を知られるのが怖くて、一時期は人との接触を避けていたこともありました。
- リーマンショックとは?(タップ/クリックして開く)
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リーマンショックとは、2008年にアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻し、世界的な経済危機を引き起こした出来事です。
この影響は日本にも及び、株価の大幅下落や企業業績の悪化など、不景気の波が押し寄せました。
その結果、企業の採用控えが起こり、特に新卒者の就職難が深刻化しました。
筆者は非正規雇用や無職であることに後ろめたさを感じ、社会との繋がりを絶ってしまいました。
そうなると人間関係の修復が困難になり、コミュニケーション弱者や経済的弱者へと転落してしまう危険性があります。
筆者は運よく身体が丈夫なので、体力仕事の正社員の仕事になんとか就けています。
そんな恋愛弱者が結婚できたのは『できることをやった』から
それでも筆者が結婚にたどり着けたのは『できることをやり続けた』からだと思います。改善策を実践し、地道な努力を重ねました。
- 客観力‐物事を客観的に見る能力
- 生能力‐安心を感じる生活を送る能力
- 健康力‐健康的な魅力を保つ能力
- 共感力‐理解する・理解される能力
- 行動力‐行動を継続できる能力
婚活で選ばれるために必要な5つの力を磨くことで『婚活偏差値50』になり、なんとか結婚までこぎつけたのです。
人間ですから、すべての項目で平均以上の能力を身につけるのは無理です。しかし、科学的根拠のある方法でコツコツ頑張れば、多くの人が結婚相手を見つけられるレベルには到達できると信じています。
能力や才能がなくても、婚活偏差値50にはなれます!
そして、仮に努力しても結婚できなかったとしても、過去の自分からは確実に成長できているはず。
「自分は精一杯頑張ってきた!やればできるんだ!」という自信が得られ、独身として幸せに生きていく心の支えになるでしょう。
あなたの抱える悩みや思いは、決して特殊なものではありません。
支援を求めることや婚活で失敗することは、恥ずかしいことではありません。勇気ある一歩なのです。
自分らしさを大切にしながら、一つひとつ前に進んでいきましょう。諦めずに歩み続ければ、必ず道は開けるはずです。
弱者男性も前向きに頑張ることで人生が好転する!
あなたが抱える悩みや苦しみは特別なものではありません。同じ境遇の男性は数多くいますが、男性特有の生きづらさから本音を言いづらいのが現状です。
『弱者男性1500万人時代』は、そんな生きづらさを感じている男性の実態に迫った一冊です。
周囲からは「男なんだから頑張れ」「弱音を吐くな」と言われ、男が助けを求めるのはカッコ悪いという社会の風潮があります。
しかし、助けを必要としていると言える勇気こそ、立派な一歩です。これは恥ずかしいことや情けないことではありません。
頼れるときに頼るのも勇気!前に進むための方法です。
自分らしさを大切にしながら、ゆっくりと前に進んでいってください。
あなただけの長所や個性を武器に、小さな一歩を積み重ねれば、道はひらけるはずです。
挫折や失敗を経験しても、自分を信じて歩み続けることが大切。弱者男性という生きづらさがあっても、自分らしく生きる権利はあなたにあるのです。
婚活を通じて、あなたの弱さも強さも理解し、寄り添ってくれるパートナーと出会えることを信じてください。
あなたの個性や価値観を認め、人生に彩りを添えてくれる女性とともに歩む未来はあるはずです。
あなたの幸せを心から願っています。前を向いて、一歩ずつ前進あるのみです!
まとめ:婚活がうまくいかないのは少数派ではない
本記事では、書籍『弱者男性1500万人時代』を通して、弱者男性が抱える婚活の課題と改善策について考察してきました。
弱者男性とは、介護者、非正規雇用・無職など、15のカテゴリーに分類される男性のことを指します。
驚くべきことに、日本には約1500万人もの弱者男性がおり、男性の4人に1人が該当します。
彼らは男性特有の生きづらさから、助けを求められず孤立し、心理的に追い詰められているのが現状です。
現代の男性は、ハイスペックを求められ、疲弊しています。
婚活で苦戦する弱者男性へのメッセージとして、筆者は以下の2点を伝えたいと思います。
- 弱者男性の辛さや弱さは、周囲から理解されにくいこと
- 小さな行動の積み重ねが、状況を変える力になること
男性の価値が年収と外見だけで判断されがちな風潮がある中で、弱者男性は自分の価値を見出せずにいるのかもしれません。
しかし、自分らしさを大切にしながら、一歩ずつ前に進んでいくことが何より大切なのです。
弱者男性の婚活の実態を探るべく、私は独自のアンケートを実施しました。その結果、以下のような課題が浮かび上がってきました。
スクロールできます→
課題 | 内容 |
---|---|
弱者男性の属性・性質 | コミュニケーション弱者が最多で、貧困や非正規雇用・無職が続く |
婚活・パートナー作りの課題 | 経済的問題、身体的問題、コミュニケーション能力、心理的問題、出会いの少なさが課題 |
自己否定感が強い | 多くの弱者男性が、婚活の失敗を自分のせいだと考えがち |
弱者男性の婚活には課題が山積みですが、結婚するか独身で生きるかは自分で選べます。
結婚を目指す場合、勇気を持って行動することが重要です。
生きづらさを抱えていても、自己成長に努め、コミュニケーション能力を高めていくことで、徐々に自信がつくはずです。
そして、自分の価値観に合ったパートナーを見つけるために、積極的に婚活に取り組んでいきましょう。
自分に自信のない人におすすめの婚活方法は『モテない30代の【科学的に正しい婚活】を解説!|マッチングアプリや結婚相談所も紹介』で紹介しています。参考にしてください。
一方、結婚にこだわらず、独身を選ぶという選択肢もあります。
独身だからといって、孤独や不幸せを意味するわけではありません。むしろ、自分らしく自由に生きられるのです。
独身で幸せに生きる人々から学ぶことも多いはずです。彼らがどのような価値観で生活しているのか、どんなことに喜びを感じているのかを知ることで、新たな視点が得られるかもしれません。
実は、筆者も
- コミュニケーション弱者
- 3K労働者
- 非正規雇用・無職
の弱者男性の特徴を持っています。それでも結婚できたのは、できることを地道に努力し続けたからです。
本ブログ『テイスペ!』では、筆者が実践し成婚に役立った自分磨きの方法を発信しています。科学的根拠があり、比較的簡単な方法を紹介していますので、婚活に役立ててもらえると嬉しく思います。
弱者男性の皆さん、あなたが抱える生きづらさは、個人の責任ではなく社会全体の課題なのです。周囲の理解と支援を得ながら、自分らしさを大切にし、前向きに婚活に取り組んでいってください。
書籍『弱者男性1500万人時代』では、弱者男性のインタビューが多く書いてあり、同じ悩みをもつ仲間が多いことがわかります。
自分だけが悩んでいるわけではない事実は、婚活を続ける原動力になるでしょう。ぜひ手に取ってみてください。
腐らずに努力を続ければ、幸せなパートナーができる確率が上がります。あなたの個性や価値観を認め、寄り添ってくれる女性との出会いを信じていきましょう。
あなたの幸せを心から願っています。1500万人の仲間と前を向いて、一歩ずつ進んでいきましょう。
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・独身のメリットを知りたい→【ゆる独身ライフ】独身のメリットを楽しみつくす方法|生涯独身男性の注意点も紹介