親の「結婚しろ」というハラスメント対策はある?うるさい言葉への最適なストレス対処法

- 親から結婚しろとプレッシャーを受けていて、めんどくさい
- 親に結婚しない理由を言うべきか?
- 結婚への圧力で感じるストレスを発散したい
親から「結婚はまだ?」と急かされて、ストレスが溜まっている人は多いです。筆者も35歳を過ぎて独身だった経験から、独身者のモヤモヤした気持ちがよくわかります。親戚の集まりがあるたびに、結婚していない理由を聞かれました。

親だけでなく、友人からも「いい歳して独身なんて……」と言われ、下に見られていると感じていました。
本記事では、親が結婚を急かす理由や結婚プレッシャーへの対処法、独身のままでも幸せに生きられる事実を解説します。結論から言うと、結婚に対する価値観は十人十色で、親の言う通りに生きる必要はありません。親からのプレッシャーに悩む男女にアンケートも実施しました。
同じように悩むリアルな声を聞けば、悩んでいるのは自分だけではないとわかります。理想のパートナーを見つけるもよし、独り身の充実を目指すもよし。肩の力を抜いて、自分らしい幸せを追求しましょう。
この記事の筆者

名前 / Name
谷口テツ(てっちゃん)
プロフィール/profile
32歳で婚活を始めるが、低スペックなので350人の女性にフラれる。
婚活力を磨き、5年間の婚活の末に結婚し娘も誕生。
低スペックでも結婚できたノウハウが自分と同じ悩みを持つ人の役に立てばと思い、婚活で悩む男性を応援するブログを執筆している。
親が結婚ハラスメントをする心理

親があなたに「結婚しろ」と言う理由はさまざまですが『幸せになってほしいから』の理由が大半です。さまざまな調査結果から、親の心理に迫っていきます。
約60%の親が子供に結婚して欲しいと思っている
パートナーエージェントの調査(※1)によると、約60%の親が子供に結婚して欲しいと考えているとわかっています。

調査により判明した子どもに結婚して欲しい理由は、主に以下のとおりです。
- 子供の幸せのため
- 生活が安定して欲しい
- 孫の顔が見たい
子供の幸せを願う気持ちと、孫を可愛がりたい気持ちが同じくらいのようです。

結婚に対する、親と子の価値観の違いがストレスに
親世代は、結婚することが人生の幸せへの近道だと信じている傾向にあります。親世代の考えは、今の若者が持つ幸せのイメージとかけ離れており、ギャップが生まれています。親自身が結婚して家庭を築いてきた経験から、子供にも同じ幸せを望むのは自然な心理です。
一方の若者世代は、結婚に対する価値観が多様化しています。『結婚・家族形成に関する意識調査』(※2)では、20〜30代の未婚者のうち『結婚しなくてよい』と考える人が、約30%でした。

「自分らしく生きることが何より大切」「パートナーがいなくても充実した人生を送れる」など、結婚を必須条件とは捉えない人が増えているのが特徴です。

結婚という形をとらず、同一の生計を営むといったパートナーシップをとる人も増えてきました。
親世代と子世代で結婚観にギャップが生じ、親子間がぎくしゃくする場合もあります。しかし、お互いの考え方を理解し合うことが、ストレスを抱えないための第一歩です。親の願いを頭ごなしに否定するのではなく、自分の人生観をしっかりと伝えることが大事です。
親が「結婚しなさい」と言う理由

「結婚しなさい」と口うるさく言うのには、親なりの理由があります。親の気持ちを理解することで、ストレスにうまく対処できるかもしれません。親が「結婚しなさい」と言う理由は以下のとおりです。
- 子どもの老後の心配をしている
- 社会からの目を気にしている
- 孫が見たいと思っている
- 適齢期を逃すと結婚が厳しくなると考えている
子どもの老後の心配をしている
親自身が先に亡くなった後、子どもが孤独になるのではないかと心配している場合があります。親自身が高齢になると、自分たちの健康や体力の衰えを実感し不安を感じる場合が多いです。子どもが結婚して家庭を持つことで安心したいという気持ちが強くなります。

親の世代では『結婚=安定」という価値観が根強く、未婚のままだと将来が不安と思う人も多いです。
社会からの目を気にしている

親戚や近所の人から「子どもは結婚した?」と聞かれるのが辛いという場合もあります。親の世代では、適齢期に結婚するのが当たり前です。子どもが独身でいることを、周囲に説明するのが嫌な場合もあります。
現代は結婚しない生き方も一般的です。しかし、結婚しない生き方を認めている人は限られています。親世代が結婚するべきと思ってしまうことを、責められないのが現状です。
孫が見たいと思っている
孫を抱くことは、多くの親にとって人生の目標の一つです。自分が親として子育てを終えた後「次は孫の顔が見たい」と思うのは自然な感情かもしれません。特に周囲の友人や親戚に孫がいると「うちも早く」と焦る気持ちが生まれやすくなります。
結婚適齢期を逃すと厳しくなると考えている

「若いほど結婚しやすい」「年齢が上がるほど条件が厳しくなる」という価値観が、親世代には根付いています。実際、婚活市場では40代以降の男性は競争が激しくなる傾向です。人口統計資料集(2023)改訂版(※3)によると、2021年時での40代の初婚率は、40~44歳が4.02%、45~49歳が1.57%です。

親が焦る気持ちもわからなくはありません。

親が「結婚しろ」と言う背景には、さまざまな理由があることを理解しておきましょう。親の気持ちを理解することで、必要以上にプレッシャーを感じることなく、冷静に対応できます。
※3 参考:人口統計資料集(2023)改訂版(外部サイト)
親からの結婚プレッシャーに対する対処法

結婚に対する圧力には、以下のような対処法が挙げられます。
言われて嫌だと思っている気持ちを伝える、自分でストレスケアするなどして、1人で抱え込まないようにすることが大切です。
親とのコミュニケーションをとる
親からの結婚プレッシャーに悩む人にまず提案したいのは、親とのコミュニケーションを大切にすることです。親の気持ちに理解を示しつつ、自分の気持ちもしっかりと伝えましょう。親自身が結婚生活を送ってきたように、子どもにも同じような結婚生活を望むのは自然です。
しかし、プレッシャーに押しつぶされそうになった場合には、冷静な対話が必要になります。対話の際は「あなたの気持ちはとてもありがたい」と感謝の言葉から切り出しましょう。親の気持ちに寄り添いつつ、自分の考えをはっきりと述べてください。柔軟な姿勢で臨むことが、ストレスを回避するコツです。

ケンカ腰になっても、良いことはありません!
コミュニケーションの具体的な方法として「I(アイ)メッセージ」を活用するのがおすすめです。
I(アイ)メッセージ
あなたは結婚が普通と考えているのは理解しています。けど、私は〜〜と感じています。
上記のように「私」を主語に自分の気持ちを伝えましょう。親を責めることなく、建設的な対話ができます。
一旦は話を聞く姿勢を見せる
一旦は親の話を聞く姿勢を見せましょう。親に正論をぶつけて反発すると、かえってプレッシャーが強くなる場合があります。「考えてるよ」とやんわり伝え、親を安心させる作戦が有効です。効果的な返答の仕方は以下のとおりです。
- 「うん、その気持ちはわかるよ。ちょっと考えてみるね」
- 「自分なりにいい出会いを探してみるよ」
上記のように伝えることで、親も「少し待ってみよう」と思うかもしれません。「焦らなくても大丈夫」と付け加えることで、親の不安を和らげましょう。結婚の話題が出る頻度を減らせるかもしれません。
婚活について考えてみる

結婚について、改めて考えてみるのもおすすめです。自分にとって結婚が必要なのか、今の価値観と照らし合わせて見直しましょう。充実した人生を歩むために、結婚しないほうが良いのかを改めて考えます。
『【結婚相手の選び方】年収か?性格か?あなたの中の答えを見つける価値観リスト』で紹介した「価値観リスト」などを参考に、じっくりと自問自答する時間を作ってみてください。

考えた結果、もし結婚に興味が出てきたのならマッチングアプリや結婚相談所への登録もおすすめです。モテない人には少人数の出会いが向いています。ただし、結婚に興味がないなら、気持ちを親に正直に伝えることが重要です。自分なりのライフプランを説明することで、親の理解を得やすくなります。
自分に自信がない人にすすめる出会いの方法を解説
ストレスケアと適度な距離を保つ
自身のストレスケアも大切です。親からのプレッシャーでつらい気持ちになったら、趣味に没頭するなど自分なり方法でリフレッシュしましょう。
どうしても親との関係が上手くいかない場合は、適度な距離を取ることも一案です。同居しているなら一人暮らしを始める、連絡の頻度を減らすなど、親子関係をコントロールする方法を探ってみてください。
30代で実家暮らしはやばい?女性200人にアンケートしてみた
何より大切なのは『人生は自分のためにある』という事実です。親を大切にしつつも、自分らしさを失わないよう心がけましょう。平和的な対話を重ねながら、どうしてもわかり合えないなら距離を置く勇気も時には必要です。
解決策はあくまで一例です。人それぞれに結婚や人生についての理想と現実があり、万人が納得できる結果はありません。結婚しないシングルライフを送り幸せに生きる人もたくさんいます。『【シン・シングル時代】独身がしあわせに生きるコツ』でそんなシングル達の実態を紹介していますので、ぜひご覧ください。

結婚しない男性の本音とは?

結婚に対して前向きになれない理由は人それぞれです。自分に自信がない人にとって、婚活は大きなハードルになりがちです。「結婚しろ」と親に言われても、現実的な問題や不安があるからこそ、動けない場合があります。結婚しない人の本音は以下のとおりです。
仕事が忙しく、恋愛する余裕がない
婚活しようと思っても、仕事が忙しくてそれどころじゃないという人は多いです。長時間労働で婚活の時間が取れない場合もあります。休日は疲れ果ててしまい、一日中だらだらと過ごしてしまう人もいます。

しかし、忙しさを理由にしていては、いつまでたっても彼女・パートナーはできません!残業が多い場合は転職を視野に入れることも重要です。
実家暮らしが快適すぎる

実家暮らしは以下のようなメリットがあるため、独身のまま現状維持をする人が多い傾向です。
- 親が食事を作ってくれる
- 親が掃除・選択をしてくれる
- 家賃・光熱費を払わないで済む(または負担が少額で済む)
上記のような甘やかされた環境にいると、無理に結婚して家を出なくても良いという結論に至ります。しかし、実家暮らしをすることで、婚活市場でモテなくなるという悪循環に陥ります。
婚活市場では「自立していない男性はNG」と考える女性が多く、実家暮らし=家事能力がないと思われがちです。婚期が送れ、親からさらに「結婚しろ」と言われてしまう可能性が高いです。
30代で実家暮らしはやばい?女性200人にアンケートしてみた
少しずつでも家事を自分でやる習慣をつけましょう。結婚後の生活をイメージしやすくなります。
過去の恋愛にトラウマがある
過去のつらい恋愛経験が、現在の婚活に影響を及ぼしている場合があります。恋愛に憶病になっていたり、失敗すると過去を思い出し自信が無くなったりする人も多いです。

30代の婚活で、男としてのスペックが重要になり、比較される場面が多いため、傷ついてしまう場面も多いです。
対策は、過去は過去として割り切ることにあります。失敗しても「婚活ではフラれるのが当たり前」と考えることが大事です。筆者も5年間で350人ほどの女性にフラれた経験を活かして、現在の妻と結婚できました。
筆者のプロフィールページ
経済的な不安がある

以下のような、経済的な不安から結婚しない選択をする人も多いです。
- 収入が低いから、結婚しても生活が厳しそう
- 共働き前提とはいえ、自分に自信がない
女性は男性に安定した収入と金銭感覚を求めます。独自アンケートによれば、女性は30代男性に400万円ほどの貯金を求めていることがわかっています。
30代男性に求められる貯金額は400万円!アンケート実施しました
結婚後の生活をシミュレーションし、どのくらいの収入なら安心できるかを具体的に考えてみましょう。収入が心もとないなら、転職を検討するのも重要です。
自分のスペックが低く、婚活して恥をかきたくない
低年収やルックスの悪さ、コミュ力の低さにコンプレックスを抱えている人は結婚を避けがちです。筆者もすべて当てはまる低スペックでした。婚活市場で「選ばれるはずがない」と思い込んでしまい、一時期深く落ち込んでしまった経験があります。婚活だけでなく、友人や家族からも距離を置いた経験があります。

しかし、スペックが低いから結婚できないわけではありません。筆者のように、戦略的に婚活を進めれば、結婚できる可能性は高まります。

親に結婚を強制されることで、反発心が生まれている

「結婚しろ」と言われ続け、拒否反応が出てしまっている人が多いです。親の言いなりになるのことに、気分が悪くなる場合もあります。結果的に、結婚がさらに遠のきます。
結婚が幸せとは限らないと感じている
親の不仲や離婚経験を見てきたため、結婚に希望が持てない人も多いです。SNSやネットの情報からも、結婚と幸せが結びつかないことが予想できます。既婚者の中には「独身の方が気楽だった」と言う人もいます。
しかし、結婚がすべてではなくても、パートナーがいることの安心感や喜びもあるのは事実です。SNSやネットの情報は、必ずしも真実とは限りません。不平不満を言う人の声は大勢に伝わりやすいことを理解しましょう。また、人生が本当に充実している人は、SNSでいちいち愚痴を書き込みません。
情報に惑わされずに、自分の意志で結婚が幸せかを見極めてください。人生の価値観や自分の個性、結婚で得られるものを整理しましょう。親の気持ちを理解し、プレッシャーをやわらげるためにも、結婚について改めて考える必要があります。
独身のメリット・デメリットや楽しみ方を解説!
【独自アンケート】親からのプレッシャーの実態

実際に親から結婚の圧力をかけられた人が、どのような気持ちになったのかアンケートを実施しました。
アンケート
ランサーズで『親から結婚を急かされた時に感じた感情等についてのアンケート』を実施しました。
対象は50人の男女です。回答を順番に見ていきましょう。
ほとんどの人が結婚圧力にストレスを感じている
アンケートの結果、約8割の人が親からの結婚へのプレッシャーに、ストレスを感じていることがわかりました。

回答の詳細は以下のとおりです。
Q. 親から結婚を急かされて、どのように感じましたか?(複数選択可)
- ストレスを感じた:39票
- 結婚に対する拒否感が高まった:11票
- 特に影響はなかった:9票
- 自己肯定感が低下した:8票
- その他:1票
2番目に多かった回答が『結婚への拒否感が高まった』です。アンケート結果から、多くの人が『結婚しなければいけない』という価値観に不満を持っているのがわかります。

筆者は親からは何も言われてなかったです。いい親だったんですね。
「結婚しないの?」と言われても何もしない人が多数
親から結婚の圧力を受けても、何もしない人が多数でした。

Q. 結婚プレッシャーへの対処法としてどのような方法を試みましたか?(複数選択可)の回答の詳細は以下のとおりです。
Q. 結婚プレッシャーへの対処法としてどのような方法を試みましたか?(複数選択可)
- 特に何もしなかった:22票
- 自分の価値観を親に伝えた:17票
- ストレス解消法を実践した:11票
- 婚活などの行動を始めた:6票
- その他:3票
結婚について話題を振られたら、意図的に別の話をして気を逸らす人もいます。婚活をはじめた人は少数で、急かされたところで、なかなかパートナーを探す気分にならないのが実際のところのようです。
アンケート回答者に、親からのプレッシャー問題を、どのように考えているか聞いてみました。
親が心配する気持ちもわかるので、自分らしく生活しつつ結婚相手を探すようにすると伝えました。今は理解をしてもらえたので、口うるさく言われる事は無いです。

親とは距離を取り、自分のペースで婚活や仕事を頑張りました。自分の人生は自分で決めたかったので。

親とは出来るだけ結婚の話をしないようにしました。結婚の話をされそうになったら、意図的に他の話題に変えていました。

独身生活が楽しいので、自分は結婚する気がないと親に伝えました。

自分の意見を尊重されたことがないため、親と話し合ったとしても無駄だと感じています。

結婚について言われても、特に行動は変えません。

親との関係性により、結婚プレッシャーへの対応は変わってきます。結婚しない意思を尊重してくれる親なら問題はありませんが、そう簡単にいかないのが現実です。結婚が当たり前の時代に育った人の考え方を変えるのは困難です。
独自アンケートの結果から、親からの結婚へのプレッシャーに悩む人が多いことが明らかになりました。約8割の人がストレスを感じており、結婚への拒否感を持つ人も多いです。
しかし、多くの人は親から結婚を急かされても何もせず、親との関係性によって対応が変わることがわかりました。

身近な親の意見だからこそ、余計にストレスがかかると考えられます。難しい問題です。
【独自アンケート】独身でいる理由

実際に独身を楽しんでいる人に、シングルで生きることについてアンケートをとってみました。
アンケート
ランサーズで『【40代以上の男女が対象】結婚しないと決めた、独身を楽しんでいる人へのアンケート』を実施しました。
独身生活を楽しむ40~50代の男女20人にアンケートを実施しています。シングルライフを過ごす彼・彼女たちの本音に迫ります。
記事にある画像の使用は許可いたしますが、条件として、当サイト名の明記と、画像のページURLへのリンクを必ず掲載してください。出典は、閲覧者が明確に確認できる形での表示をお願いいたします。
自由のために独身でいる人が多い
アンケートの結果、独身でいる理由で1番多かったのは『自由を重視するため』でした。

Q. 独身を選んだ主な理由は何ですか?の回答の詳細は以下のとおりです。
Q. 独身を選んだ主な理由は何ですか?
- 自由を重視するため‐14票
- 適切なパートナーがいない‐11票
- 仕事や趣味に集中したい‐10票
- 経済的な理由‐6票
- 社会的な期待に反発して‐1票
- その他‐2票
独身でいる理由で2番目に多いのが『適切なパートナーがいない』でした。家族が増えると、自由に使える時間が減るのは明確です。1人の時間を確保することに理解あるパートナーは、なかなか居ないのかもしれません。
その他の回答からも、印象的な意見が寄せられています。
20代の頃は、常に誰かとつながっていたいと思っていました。しかし、30代後半になり、誰かに頼らなくても1人で乗り越えられるという自信がつき独身を選びました。

他人との共同生活が苦手です。不自由な生活がストレスになり、結婚したくありません。

恋愛、結婚に興味がないからです。

その他の回答からは、独身を選ぶ理由が多岐にわたる事実がわかります。多くの価値観が共存する現代において、自由や自己実現を重視する人が増えています。だからこそ、理想のパートナーを見つけることの難しさや、結婚生活への不安を感じる人が多いようです。

あえて結婚しない選択をする人も、増えてきています。
独身生活の価値は【自由・時間・ノンストレス】

『独身生活の中で、最も価値を感じていることは何ですか?』の問いに、回答は主に以下の3つの系統に分類されました。
それぞれの回答を見ていきましょう。
自由と経済的余裕がある
自由な時間が多く、独身生活が楽しいです。何かを決めるときに『相手の意見を聞く』といったワンクッションがいらないので、気楽だと思います。

自分で稼いだお金を好きな事に使えるのが利点。趣味、遊びや旅行などに、自由に打ち込める事に価値を感じています。

経済的に余裕があるので、気楽に海外旅行に行けて、さまざまな経験ができることがメリットです。家族がいると、時間や経済的に厳しいことも独身だとチャレンジできます。

時間やお金の使い方を自分で決められる点が、独身の大きなメリットだと感じているようです。家族がいる場合と比べ、気兼ねなく趣味や旅行を楽しめるのが、独身ならではの醍醐味です。
自分の時間を楽しめる

思いっきり趣味に没頭できるのが独身の良い点だと思います。音楽や模型作り、パソコンが好きで、毎日楽しんでいます。

子育てや旦那の世話に追われなくても、自分の好きな時間に好きなことをできる喜びが大きい。

自由であることに価値を感じます。時間やお金の使い方、家事等日々の生活において束縛されない。

趣味に没頭したり、友人と交流したり、好きなことに時間を使える点が、独身ならではの特権だと感じている人が多いようです。家族がいる場合は家事や育児等に追われ、自分の時間が制限されがちです。しかし、独身ではそういった束縛から解放されるメリットがあります。

筆者はゲーム好きでしたが、子供が生まれてからは一切遊べてません…。
人間関係のストレスがない
独身でいることで、共同生活をしなければならないストレスから解放されるのが良い。1人が気楽な自分には、独身の生き方がフィットしています。

とにかく気楽でいいです。何者にもほぼ干渉されないのも良いです。

自宅に友人を呼んでパーティーをしたり、1人でショッピングに出かけたりすることがとても幸せです。生活を共にするパートナーがいると、毎日好きなことをするのは難しいと思っています。

人間関係のストレスから解放される点が、独身の利点として挙げられました。共同生活で感じる煩わしさや干渉がなく、気ままに過ごせる点がシングルライフの醍醐味だと感じている人が多いようです。
一方で、寂しさを感じる人もいるかもしれません。自分に合ったライフスタイルを選ぶことが大切です。

ひとり時間を楽しめるかどうかが、幸せな独身生活のカギを握っているのかもしれません。
老後の不安を抱える人がダントツで多い

独身生活のデメリットを聞いたところ、一番多かった回答は『老後の不安』でした。

Q. 独身生活におけるデメリットは何だと感じますか?の回答の詳細は以下のとおりです。
Q. 独身生活におけるデメリットは何だと感じますか?
- 老後の不安‐16票
- 社会的な孤立感‐7票
- 家族や友人との距離感‐4票
- 経済的な不安‐3票
- その他‐2票
80歳以上生きるのも当たり前になってきた現代で、老後の心や体の健康が心配なシングルは多いです。以下でその他の回答を、いくつかピックアップしてみました。
体調不良になった時は薬でなんとかなるのですが、心のケアは人(もしくはペット)がいないとしんどいと思います。

外食や娯楽施設には、家族向けのものが多く、そうした施設を自由に使いづらいのは独身のデメリットだと思います。

今のところ、デメリットは感じていません。

高齢期の健康面や精神面を心配する声が目立ちます。一方で、家族向けのサービスが多いことへの不満や、今のところデメリットを感じていない人もいるようです。シングルにとって、老後をどう過ごすかは大きな課題です。
親しい友人やペットと過ごすなど、さまざまな形での人とのつながりを大切にすることが、安心できる老後につながります。

人生100年時代と言われています。みんなで知恵を出し合って老後を豊かにする方法を考えていきたいですね!
独身でも幸せに生きるコツは自立・生きがい・人とのつながり

『独身でも幸せに生きるためのコツは、何だと思いますか?』の問いの回答は、主に以下の3つに分類されました。
- 自立した人になり、自己管理する
- 趣味や生きがいを見つけ、充実した時間を過ごす
- 人とのつながりを大切にする
それぞれの詳細を見ていきましょう。
自立した人になり、自己管理する
何でも人に頼らず、ひとりで出来るようになるのが幸せに生きるコツです。貯金、料理、掃除、洗濯など。

最低限の稼ぎしかなくても、貯蓄を頑張れば、自分の趣味や、やりたい仕事に没頭できます。没頭できることが自身の強みであると自覚することが、幸せにつながると思います。他人の思惑や、社会的信用もあまり気にならないです。

ひとりの時間を全力で楽しむのが大切です。何か不便があり助けが必要でも、大抵のことはお金を出せば何とかなると考えています。

独身でも幸せに生きるためには、自立した人間になり、自己管理をしっかりすることが重要だと考える人が多いようです。他人に頼らず、自分の世話を自分でできるようになることや、1人の時間を楽しむことなどが挙げられました。

1人で生きる力を持つのが大事です!しかし、たまには誰かに頼ることも必要なので、バランスが大事になります。
趣味や生きがいを見つけ、充実した時間を過ごす

趣味をたくさん作ることです。気軽な気持ちで趣味を作り、実際足を運んでみるのがおすすめです。

自由な時間を趣味や学習に使い、楽しく生活しています。複数のコミュニティーに所属し、いろいろな人と出会うのもいいと思います。

趣味を充実させると、一生独身でも幸せに生きられると思います。私は小さい頃から将棋が趣味で、今でも地元のクラブで将棋を指すことが何より楽しいです。
将来は自宅を将棋教室にして、子供や大人に将棋を教えたり、大会を開いたりするのが夢です。

独身の幸せな生活には、趣味や生きがいを見つけ、充実した時間を過ごすことが欠かせません。学習やコミュニティ活動、好きな事柄を極めるなどが、人生を豊かにするポイントとして挙げられました。

趣味に没頭できる時間は、何物にも代えがたい素晴らしい瞬間ですね!
人とのつながりを大切にする
何より重要なのは、1人が合っている性格かどうかを知ること。人と一緒より、1人のほうが人生楽しく過ごせるのかを、チェックした方が良いと思います。

周囲の幸せな家庭と自分を比べない、卑下しない。老後は心配ですが、独身の方が気楽だと思えば「まぁいいか」と思います。

家にいるだけでなく、外に出ていろんな人と出会うのが大事です。親密な関係にはならなくてもよい。ちょっとした日常会話ができる環境を作るのが、大事だと思います。

独身でも幸せに生きるためには、人とのつながりを大切にすることが重要だと考える人が多いです。自分は1人が合っているタイプかどうかを見極めるのが大切です。自分を周りと比べて卑下しない、外に出てさまざまな人と出会い交流するなどが、充実した独身生活のコツとして挙げられました。

1人でふさぎ込まずに、交流関係を広げる行動が大事です。
将来的に結婚してもいいと思っている人も少なくない

アンケートの結果、将来的に結婚してもいいと思う人は、少数ですが存在します。

Q. 将来的に結婚をしてもいいと思っていますか?の回答の詳細は以下のとおりです。
Q. 将来的に結婚をしてもいいと思っていますか?
- はい‐4人‐20.0%
- いいえ‐8人‐40.0%
- わからない‐8人‐40.0%
『わからない』と回答した人も多いです。良い人がいれば結婚の可能性もあるのかもしれません。
基本的にひとりが好きな人が多く、独身生活に満足している
『独身生活について、その他に意見や感想があればご自由にお書きください』という質問には、さまざまなアドバイスや気づきなどが寄せられました。回答の中から、いくつかを以下で紹介します。
若いころは結婚に憧れていましたが、今では独身の方がメリットがあると感じています。社会的に批判されることもないし、ある程度の資産はあるので精神的に楽です。
この先自分にとってパートナーになってもいいなと思う人が現れない限り、変わらない生活が続くような気がします。

介護や遺産相続を考えると、この年齢からの結婚生活は想像しにくい。今後もし良い人が見つかったら、状況次第で結婚はあり。
そうなっても、お互いの生活を尊重した付き合いができれば良いと思う。

少子化のことを考えると、子孫を残さないことに少し罪悪感を感じます。
また、死ぬ間際に妻や子供など家族との思い出がないことで後悔しないためには、精一杯、独身生活を謳歌するしかないのかな、とも考えます。

日本の家長制の価値観で、シングルライフが推奨されることは今までありませんでした。
しかし、そんな選択肢もあり得るという前提で、制度改革したり、独身者専用施設ができたりして欲しいと思います。

単純に、ひとりが好きという感覚で結婚しないことを決めるのはイマイチ。長期的にひとりでも大丈夫かを、考えた方が良いと思います。

昔から一人でいることが好きで、寂しいという感覚が全くない性格なので成り立つのかもしれません。

社会的なプレッシャーや老後の不安はあるものの、シングルライフを楽しんでいる様子がうかがえます。親にプレッシャーをかけられたとしても、自分の中で揺るぎない覚悟を持っているのなら貫きましょう。

どんな選択をするにしても、自分の将来をしっかり見据えて、納得のいく人生を歩んでほしいです!
自分にとっての『結婚と人生』を考えよう

結婚の圧力を感じる中で、改めて自分にとっての結婚の位置付けを考えみるのもおすすめです。「家庭を築くのが人生の目標」という人もいれば「パートナーと共に成長したい」と考える人も多いです。
「結婚は人生の選択肢の一つに過ぎない」という意見もあります。自分にとっての結婚の意味を考えることで、親への対応も変わります。
独身のまま幸せに生きることも可能
人生には結婚以外の選択肢もあり、独身で幸せに生きる人も最近は増えてきているのが実状です。独身者の人々は、友人や親戚、地元のコミュニティの中でお互いに助け合い、老後に備えながら人生を楽しんでいます。
『【シン・シングル時代】独身がしあわせに生きるコツ』で、独身でも幸せ生きる方法を紹介しています。独身を存分に楽しむ方法を探ってみてください。
婚活にチャレンジしてみる
イマイチ気が乗らないとしても、少しだけパートナー探しをしてみるのも選択肢の一つです。誰もが不確定な未来に向かって行動したからこそ、結婚できています。気の合うパートナーに出会う可能性は、大いにあります。マッチングアプリは気軽に出会いを探せるので、最初の一歩にぴったりです。
できるだけ早く結婚したい人は、結婚相談所の利用がおすすめです。プロのカウンセラーが、お見合いの申し込みからお断りの連絡までサポートしてくれます。
自分に自信のない人、モテない人にあった婚活戦略は『モテない30代の【科学的に正しい婚活】を解説!|マッチングアプリや結婚相談所も紹介』で紹介しています。自分に合った婚活方法を使い、効率的にパートナー探しをしていきましょう。

人生の選択は十人十色です。結婚も独身も、自分らしく生きることが何より大切です。親の声に振り回されるのではなく、自分の内なる声に耳を傾け今後の行動を決めましょう。

親の結婚への圧力はやさしさの裏返しです。本記事を参考に良好な親子関係と、自分らしい人生を手に入れる第一歩を踏み出してください。
筆者が結婚を考えた理由

「結婚しろ」と親から言われ続けると、反発したくなる気持ちが生まれるのは当然です。しかし、時間が経つにつれて、自然に自分自身の中で結婚について考える瞬間は訪れるかもしれません。
筆者の親は「結婚しろ」と一度も言わなかったタイプでした。しかし、ある日いとこの子どもをかわいがる親の姿を見て、ふと『親にとっての孫』という存在の大きさに気づきました。その瞬間は、自分にとってのプレッシャーになった瞬間でもあります。
時は流れ、結婚し子どもが産まれ、親が孫を抱いている姿を見ると「結婚してよかった」と自然に思えていました。
一度、「子どものいる人生」を真剣に考えてみる
「結婚しろ」と言われると、つい頑固になってしまうこともあります。しかし、反発する気持ちだけで結婚を遠ざけるのは、もしかするともったいないことかもしれません。

親のために結婚する必要はありません。ただ、自分の人生に『結婚』という選択肢を入れてみるのは、十分にありだと思います。
結婚について考えることは、自分の未来をより良くすることにもつながるはずです。
もちろん、結婚しない生き方もアリ
とはいえ、結婚や子どもがすべてではありません。「自分には必要ない」と感じるなら、一人で生きる選択も十分にアリ。大切なのは、世間の価値観や親の期待に振り回されるのではなく、自分が後悔しない選択をすることです。
独身が幸せに生きるための方法を解説!
まとめ:親にはしっかり自分の考えを伝えよう!

親からの結婚へのプレッシャーは、多くの人が経験する悩みです。親が結婚を勧める理由は、子供の幸せを願うからです。しかし、親世代と子世代で結婚観にギャップがあることがストレスの原因になっています。
違和感を覚えても、まずは深呼吸して落ち着きましょう。親とのコミュニケーションを大切にし、自分の気持ちを伝えることが対処法の一つ。結婚について改めて考え、自分の価値観にもとづいて選択することが重要です。
シングルで幸せに生きて行くのも、結婚を目指すことも、どちらも尊重されるべき選択肢です。もし結婚を望むのであれば、自分に合った婚活方法を見つけましょう。効率的にパートナー探しをすることで、良い出会いが期待できます。
マッチングアプリや結婚相談所で出会いを探すのもおすすめです。気軽に使える出会いの場を求めるならば、マッチングアプリを利用しましょう。
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一方で、シングルを選択する場合は、自分らしい生き方を追求し、充実した人生を送れます。『【シン・シングル時代】独身がしあわせに生きるコツ』でシングルライフを楽しむためのコツを紹介しています。

結婚プレッシャーに不安になったとしても、まずは一息つきましょう。何よりも自分の気持ちを大切にし、親とも対話を重ねる必要があります。ストレスを溜め込まず、ストレスケアをしながら自分のペースで進めるのが重要です。結婚も独身も、自分らしく生きることが何より大切です。
今すぐにできることから始めてみましょう。自分の人生を歩むための第一歩を踏み出し、あなたらしい幸せを掴んでください。素敵なパートナーとの出会いを心から願っています。
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