男の実家暮らしは何歳まで許される?婚活・恋愛での年齢別評価とイメージ改善方法

「実家暮らしをしている事実を女性に伝えにくい……」と感じていませんか?親のすねをかじっている男だと女性に感じさせてしまうと、イメージが悪くなり交際につながりにくくなってしまいます。

筆者は35歳まで実家暮らしをしていました。『実家暮らし』が女性に与えるイメージが悪かったせいなのか、女性と付き合うまで5年もかかった経験があります。
本記事ではアンケート結果をもとに男性の実家暮らしが何歳まで許されるのかを解説します。実家暮らしを続けながら結婚したい場合にやるべきことも解説しているため、婚活・恋活中の男性は参考にしてください。
記事を読むと自分の年齢で実家暮らしが許されるのかがわかり、イメージ改善のための方法が理解できます。
男の実家暮らしが許されるのは25~30歳までです。女性と付き合いたい男性は実家暮らしが女性に悪いイメージを与える事実を理解し、適切な対策を取る必要があります。
この記事の筆者

名前 / Name
谷口テツ(てっちゃん)
プロフィール/profile
32歳で婚活を始めるが、低スペックなので350人の女性にフラれる。婚活力を磨き、5年間の婚活の末に結婚し娘も誕生。低スペックでも結婚できたノウハウが自分と同じ悩みを持つ人の役に立てばと思い、婚活で悩む男性を応援するブログを執筆している。
資格/qualification
JLC認定恋愛アドバイザー3級、秘書技能検定試験2級

女性から許される男の実家暮らしは25~30歳まで!

テイスペ!の独自アンケートの結果、男性の実家暮らしが許される年齢は個人差がありますが、25~30歳だと判明しました。
アンケート
ランサーズで『【女性限定】30代実家暮らし男性の「やばさ」に関する女性意見調査のアンケート』を実施しました。女性200人にアンケートを実施しています。
独自アンケートをもとに、実家暮らししている男性が女性からどのような印象を持たれているのかを、以下の年代に分けて考えます。
20代前半:社会に出たばかりなので実家暮らしが許される年齢
アンケートによると、女性が「実家暮らししていても仕方ない、許せる」と感じる男性の年齢は20歳が7.5%、25歳が29.5%となっています。20代前半は社会人になったばかりです。実家暮らしでもネガティブな印象を持つ女性は少ないことがわかります。
20代前半の実家暮らしは「まだ若いし貯金とか将来のために頑張っているんだな」と、女性から好意的に見られる場合もあります。20代前半の時期は社会人としての基盤を固める大切な期間のため、仕事や遊びに思いっきり打ち込みましょう。

20代前半は焦って一人暮らしを始めるよりも、堅実に貯金や自己投資に励みましょう。20代前半の努力は将来的に幸せなパートナー探しをするときの助けになります。
30代前半:「自立する気がない」と疑われる年齢

アンケートによると、女性が「実家暮らししていても仕方ない、許せる」と感じる男性の年齢は30歳が13.0%、35歳が7.0%となっています。
30代に突入すると男性の実家暮らしはマイナスイメージを持たれ始めます。30代で実家暮らしの男性は以下のような疑問点を女性に与えがちです。
- 「経済的に自立できていないのでは?」
- 「家事など身の回りのことを何もできなさそう」
- 「親離れできていない、精神的に幼いのでは?」
特にマッチングアプリではプロフィールに『実家暮らし』と書かれているだけで、選択肢から外されてしまうケースもあります。30代の実家暮らしは婚活市場で厳しい評価を受けることを覚悟する必要があります。
30代後半以降:経済的な不安や内面の問題が疑われる年齢
アンケートによると、女性が「実家暮らししていても仕方ない、許せる」と感じる男性の年齢は40歳が7.5%です。30代後半~40代以降になると、実家暮らしの男性に送られる女性からの視線はさらに厳しくなります。
「いい歳して実家暮らし」というレッテルを貼られ、恋愛対象として見てもらうことが難しくなります。30代後半以降の実家暮らし男性は以下のような深刻な問題を抱えている『訳アリ男性』だと思われがちです。
- 経済的な問題がある
- 健康上の理由がある
- 性格的に問題がある

実家暮らしであることを気にしない女性も存在します。しかし、実家暮らしであることで好意を寄せてくれる女性の総数が減る事実を覚悟しなければいけません。
【婚活】年齢別の実家暮らしでいることのメリット・デメリット

実家暮らしには経済的な余裕が生まれるという明確なメリットがあります。しかし、婚活においてはメリットがかすんでしまうほどのデメリットが存在することも事実です。年齢別の実家暮らしのメリットとデメリットは以下のとおりです。
20代前半:貯金が貯まりやすい/自立スキルが身に付かない
20代前半に実家暮らしをするメリットは貯金のしやすさにあります。家賃や光熱費といった固定費を親がほとんど肩代わりしてくれるため、将来の結婚資金や自己投資のためにお金を着実に貯められます。
一方で親が身の回りの世話をしてくれる環境に慣れてしまうと、料理や掃除といった基本的な生活スキルが身に付かないというデメリットがあります。生活力がない男性は結婚を真剣に考える女性から見て不人気です。

テイスペ!の独自アンケートからも「実家暮らしの男性は家事ができなさそう」と感じる女性が多いことがわかっています。
20代後半:自分の趣味にお金を使える/婚活市場での印象に影響する

20代後半の実家暮らしは、経済的な余裕から自分の趣味やファッションにお金をかけられる点がメリットです。自分を磨くための投資ができることは男としての魅力を磨く点に関しては強みとなります。
しかし、特にマッチングアプリなどでは「実家暮らし」というだけで以下のような先入観を持たれ、婚活が不利に働く場合があります。
- 「家事ができなそう」
- 「自立していない」
30代前半:結婚資金が貯められる/女性から頼りなく思われる
30代前半の実家暮らしも、結婚資金を効率的に貯められるという金銭的なメリットは大きくなります。30代の男性に女性が求める貯金額は400万以上です。実家暮らしで蓄えた貯金は結婚を考える女性にとって大きなアピールポイントになります。
» 30代男性に求められる貯金額は400万円!アンケート実施しました
しかし、30代前半での実家暮らしは「何歳まで親に甘えているの?」「精神的に幼い」といったネガティブな印象を強く与えがちです。
いざというときに頼りがいがない男性だと思われ「この人と将来を共にできるだろうか」と女性を不安にさせてしまう原因の一つとなります。
» 34歳独身男性はやばい!?手遅れなのかを解説
30代後半以降:老後の資金も比較的心配ない/訳アリ男性だと思われる
30代後半以降になると実家暮らしのメリットはさらに経済的な側面に特化します。長期間実家で暮らしてきたことで、結婚資金どころか老後の資金まで見据えた貯蓄が可能かもしれません。潤沢な貯金は結婚に安定を求める女性にとって魅力です。
しかし、実家暮らしで得られた経済的なメリットを打ち消すほどに「なぜ、いい歳して今まで実家暮らしだったのか?」と思われる点が致命的なデメリットになります。

経済力以外の協調性や自立心といった内面に何か問題があると思われて、女性から敬遠されてしまう可能性が高くなります。
結婚したいなら早めに一人暮らしすることがおすすめ

アンケート結果からもわかるとおり、本気で結婚したいと考えているなら1日でも早く一人暮らしを始めることをおすすめします。

介護などで実家暮らしをする理由がある方は仕方ありませんが、結婚する際には障害になる要素です。
一人暮らしを経験すれば金銭管理能力や家事スキルといった、結婚に必要な生活力が自然に身に付きます。実際に一人暮らしをしている経験は言葉で「家事ができます」とアピールするよりも何倍も説得力があります。
一人暮らしが可能な方は計画的に実家を出る計画を立てましょう。いきなりの一人暮らしは難しいですが、長期的な計画を立てることで無理なく実家を出て、女性からのイメージを高められます。
【各節目別】実家を出て一人暮らしをするタイミング

「一人暮らしをしろと言われても、きっかけがない……」と感じる方も多いはずです。人生にある節目を狙って計画的に実家暮らしを卒業するのも良い方法です。実家を出るためのおすすめのタイミングは以下の3つがおすすめできます。
25歳、30歳、35歳などの年齢の節目で一人暮らしをする
「30歳になったら家を出る」というように、年齢を目標にするのはシンプルでわかりやすい方法です。
特に20代後半~30代前半は女性からの見られ方が大きく変わる時期です。計画的に一人暮らしを始めれば、ライバルである他の男性と比べて婚活を有利に進められます。
年齢の節目で一人暮らしをするための手順は以下のとおりです。
『〇歳の誕生日までに家を出る』と具体的な目標日をカレンダーに書き込む。
目標日から逆算し『半年前には物件探し』『1年前には貯金計画』など大まかなスケジュールを立てる。
自分の手取り収入で無理なく払える家賃はいくらかを調べ始める。
親や友人に「〇歳までに一人暮らしをする」と宣言し自分を奮い立たせる。
目標とする貯金額の節目で一人暮らしをする

「貯金が100万円貯まったら一人暮らしを始める」など、具体的な金額を目標にするのもおすすめです。
一人暮らしには敷金礼金や家具家電の購入といった、ある程度のまとまったお金が必要です。目標金額を設定すれば、計画的に実家暮らしから卒業する準備を進められます。
貯金額の節目で一人暮らしをするための手順は以下のとおりです。
住みたいエリアの家賃相場を調べ、初期費用(家賃の5~6か月分が目安)と家具家電代を合計し具体的な目標金額を設定する。
毎月の給料からいくら貯金に回すかを決め、自動積立などを利用して着実に貯める。
» 生活力が高い男性がモテる!女性に選ばれるためのポイントを解説
定期的に貯金額を確認し目標達成へのモチベーションを維持する。
目標金額の8割程度が貯まった段階で、不動産情報サイトなどで物件のリサーチを始める。
仕事の節目で一人暮らしをする
昇進や転職、転勤などは実家暮らしから卒業する絶好の機会です。特に、職場が変わって通勤に時間がかかるようになった場合などは、実家を出る自然な口実になります。
仕事のステップアップと合わせて生活の自立も果たすことで、公私とともに成長でき男としての魅力も増します。仕事の節目で一人暮らしをするための手順は以下のとおりです。
転職活動や社内での異動希望を検討する際に「一人暮らし」を前提とした勤務地を視野に入れる。
昇進や転職で給与UPが実現したら、上がった収入でどのような生活ができるかを具体的に計算してみる。
「新しい職場は通勤に2時間かかるから会社の近くに住みたい」など、仕事上の理由を明確に伝えて親を説得する。
異動や入社日が確定したら、タイミングを合わせて一人暮らしの物件探しや引越しの手続きを計画的に進める。
実家暮らしを続けながら結婚したい男性がやるべきこと5選

介護や経済的な事情など、どうしても実家を出られない男性がいるのも事実です。実家暮らしをしなければいけない場合、イメージが悪くなるデメリットを払拭するための努力が必要です。
女性が抱く「自立できていないのでは?」という不安を取り除き、信頼されるパートナーだと感じてもらうための行動は以下のとおりです。
家事スキルを身に付ける
「実家暮らしだから家事は親任せ」では話になりません。実家暮らしであることによる生活力への不安を払拭するため、以下のような行動で女性に家事能力を示しましょう。
- 自分のことは自分で行う
- 自分の洗濯や部屋の掃除はもちろん、アイロンがけなども完璧にこなせるようにしましょう。
- 役割分担を決める
- 「週に3回は夕食を作る」「お風呂掃除は自分の担当」など、実家暮らしのうちから家事を担いましょう。デートの際に「昨日は夕食当番で〇〇を作ったんだ」と自然に話せると、生活力のアピールができます。
- 得意料理を持つ
- いくつか得意料理を作れるようになっておくといざという時に頼りになり、男らしい一面を見せられます。彼女の家で手料理を作れると、男としての魅力がワンランク上がります。
料理ができる男性は料理ができない男性よりもより魅力的だと感じる女性が多かったことが、研究により報告されています。
» 30代男性は家事・料理・育児が結婚相手に選ばれるためには重要!

女性からモテたいなら料理は必須スキル。まずは簡単な料理から始めてみましょう。
親との距離感を保つ

親と仲が良いことは素晴らしいですが、過度に依存していると「マザコン」「親離れできていない幼い男性」という印象を与えてしまいます。精神的に自立している男である事実を示すために、親とは適切な距離感を保ちましょう。
以下のポイントを守れば、女性に親との距離を適切における男性と思われ安心感を与えられます。
- 自分で意思決定する
- 服装やデートの予定などを決める際に、親に意見を聞くのはやめましょう。重要な決断も自分自身で行う姿勢が大切です。
- 金銭管理を自分で行う
- 親にお金の管理を任せきりにしているのは論外です。給料の管理はもちろん、家に入れる生活費の支払いなども含めすべて自分で責任を持ちましょう。
- 彼女を優先する
- 親の予定より彼女との約束を優先するなど、将来のパートナーを第一に考えていることを行動で示してください。口より行動で女性を大切にする事実を伝えましょう。
結婚後の住まいや生活プランをはっきりと持つ

女性が最も不安に思うのは「結婚後に男性側の両親と同居しなければいけないのだろうか?」という点です。女性からすると姑の問題は結婚生活の不安な点の一つでもあります。
不安を先回りして解消するために、結婚後の生活について具体的なプランを自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
以下のような言葉ではっきりと結婚後のプランを伝えると、女性の不安を払拭できる確率が上がります。
- 「今は結婚資金を貯めるために実家にいるけど、結婚したら2人で〇〇に住みたい」
- 具体的な場所や環境を提示すれば、女性が将来の生活を現実的にイメージできるようになります。
- 「結婚後の生活は君の意見も聞きながら一緒に決めていきたい」
- 相手の意見を尊重する姿勢を見せることで、安心感と信頼を与えられます。
親をリスペクトする気持ちも大切ですが、女性を第一に考えているという気持ちを前面に押し出しましょう。
金銭的な余裕を持っておく
実家暮らしの最大のメリットは経済面です。メリットを最大限に生かし「親のすねをかじっている」のではなく「将来のために堅実に準備している」という印象に変えましょう。
実家暮らしを続けながら家に生活費を入れたうえでしっかりと貯金を貯めると、金銭面で頼れる男性というイメージを女性に持たせられます。
お金の使い方をしっかりコントロールしている一面を見せることで、女性はあなたとの将来をより現実的な目線で「ありかも」と思ってくれるはずです。

節約も大事ですが、女性へのプレゼントやデートはケチケチしすぎないようにしましょう。しっかりと貯金を続けながら、女性へは多少お金をかけることが良好な関係構築の鍵です。
空いた時間で仕事や自分磨きに励む
一人暮らしに比べて時間に余裕が生まれやすいのも実家暮らしの特徴です。実家暮らしの自由な時間を無駄にせず、自分を成長させるために使いましょう。能力が高い男に女性は惹かれるのは周知の事実です。
以下のような取り組みで実家暮らしの間に自分磨きをしましょう。
- スキルアップに励む
- 仕事に関連する資格の勉強や語学学習など、キャリアアップにつながる自己投資を行いましょう。スキルアップは仕事の成果にもつながるものが理想です。
» 良い習慣を続けるためのイフゼンプランニングを解説! - 副業に挑戦する
- 空いた時間を使って副業を始め収入の柱を増やす努力をしましょう。収入が高い男性に女性は惹かれます。
» 婚活では『年収』はどの程度結果に関係する?女性が求める年収解説 - 体を鍛える
- 筋トレやランニングなどで体を鍛え、健康的な体型を維持することも立派な自分磨きです。外見的な魅力だけでなく自己管理能力の高さもアピールできます。
» 筋トレすればモテる!?マッチョが女子ウケが良い理由を解説
筆者は同棲を期に35歳で実家を出た:結婚意識が高い女性と付き合うことも大事

筆者は35歳まで実家暮らしでしたが、転機となったのは真剣に結婚を考えてくれる現在の妻との出会いです。「何歳まで実家暮らしをしよう?」と1人で悩み続けるくらいなら、いっそ彼女との同棲を目標に婚活を進めるのも一つの有効な手段です。
一人暮らしを始めるという漠然とした目標よりも「この人と一緒に暮らすために家を出る」という目的のほうが、行動に移すための強いモチベーションになります。特に、結婚への意識が高い女性であれば、同棲へのハードルは低い傾向です。

結婚への意識が高い女性の中には、同棲を結婚生活のシミュレーションと捉えている方もいます。
最近は物価の上昇で一人暮らしの生活費も高くなっています。家賃や生活費を2人でシェアするという考え方は、女性にとっても受け入れやすい現実的な選択肢です。
もちろん、同棲が必ずしも結婚につながるとは限りません。しかし、例え別れる結果になったとしても、パートナーと生活を共にした経験は人生にとってかけがえのない良い思い出となります。
実家暮らしという現状を打開するためにも、自分磨きと並行して将来を真剣に考えてくれるパートナーを見つけましょう。同じ方向を向いている女性となら、実家を出るという大きな一歩も自然な流れで踏み出せるはずです。
まとめ:実家暮らしがどのように見られているのかを理解して結婚するための行動を始めよう

30歳を過ぎた男性の実家暮らしは「自立できていない」「生活力がない」「頼りない」といったネガティブなイメージを女性から持たれやすいことが現実です。
しかし、実家暮らしのネガティブな事実から目を背けていては、理想のパートナーと出会うことは難しくなります。
「何歳まで実家暮らしをしよう」と悩む前に、実家にいながらでもできる以下の自分磨きを試してみましょう。
- 家事スキルを完璧に身に付ける
- 親と適切な距離感を保ち、精神的に自立する
- 結婚後の生活プランを明確に語れるようにする
- 家に生活費を入れ、堅実に貯金する
- 副業や体を鍛えて男を磨く
上記の行動を実践すれば女性が抱く不安を払拭し「実家暮らしでも、この人なら信頼できる」と思ってもらうことは可能です。
実家暮らしの男性は自分がどう見られているかを客観的に理解し、改善のために今日から行動を起こすことが大事です。小さな一歩の積み重ねがあなたの印象を大きく変え、女性からのポジティブなイメージにつながります。
