婚活での年収事情を徹底解説!自分に合った相手を見つける方法

30代の婚活では、年収の壁にぶつかる方が多くいます。自分の年収に自信がもてないまま婚活を続けると、思ったような成果が得られません。筆者も32歳の時の年収は300万程度で、平均より低い水準でした。3つのマッチングアプリを掛け持ちし「いいね!」を送っても返信がなく、みじめな毎日を過ごしていました。

プロフィールに記載していたからか、多くの女性にフラれ続けます。結婚までに5年の歳月がかかってしまいました。
本記事では、婚活市場における年収の重要性や、年収別の婚活のコツについて詳しく解説します。記事を読めば、自分の年収に合わせた効果的な婚活戦略を立てられます。
婚活で成功するためには、年収だけでなく総合的な魅力が必要です。年収が低くても、自分の長所をアピールし、価値観の合う相手を見つければ、幸せな結婚生活を送れます。
婚活とは?自分に合った方法と理想のパートナーを見つけるポイント
この記事の筆者

名前 / Name
谷口テツ(てっちゃん)
プロフィール/profile
32歳で婚活を始めるが、低スペックなので350人の女性にフラれる。
婚活力を磨き、5年間の婚活の末に結婚し娘も誕生。
低スペックでも結婚できたノウハウが自分と同じ悩みを持つ人の役に立てばと思い、婚活で悩む男性を応援するブログを執筆している。
婚活成功のために知っておくべき年収の基礎知識

婚活成功のために、以下の基礎知識を把握しましょう。
- 日本全体の平均年収
- 都内と地方の年収の違い
- 年齢による年収の違い
- 婚活市場で求められる男性の年収
日本全体の平均年収

国税庁の『令和4年分 民間給与実態統計調査(※1)』では、日本の平均年収は458万円です。男女別で見ると、男性の平均年収は563万円、女性は314万円です。雇用形態による違いもあり、正社員・正職員の平均年収は523万円ですが、正社員以外は201万円と大きな差があります。
業種の差もあり、金融・保険業が最も高く、宿泊業・飲食サービス業が最も低くなります。企業規模が大きいほど平均年収は高くなる傾向です。年齢とともに年収は上昇し、一般的に50代でピークを迎えます。学歴が高いほど平均年収も高くなる傾向です。地域による違いもあり、東京都が最も高く、沖縄県が最も低くなります。

地域によって物価や生活コストも異なるため、単純に年収だけでは比較できません。
※1 参考:令和4年分 民間給与実態統計調査(外部サイト)
都内と地方の年収の違い

一般的に、都内の平均年収は地方より15〜20%程度高いです。東京23区の平均年収は全国平均より約100万円も高くなります。地方都市でも札幌や名古屋、大阪などは比較的高い年収水準です。地方の中小企業と都内大手企業を比較した場合、年収の差が顕著に表れます。場合によっては、2倍以上の年収差になります。
同じ職種でも、都内の方が給与水準は高い傾向です。都内で働けば相対的に年収アップの可能性や、昇進のチャンス、転職の機会に恵まれます。地域手当の加算もメリットの一つです。一方、都内は物価や家賃が高いため、実質的な生活水準の差は縮小します。
地方では家賃相場の低さや、低コストで持ち家を得られるメリットがあります。しかし、大幅な年収増が難しい傾向にある点には注意しましょう。都内と地方では年収に大きな違いがあり、それぞれに特徴があります。自分のライフスタイルや価値観に合わせて、働く場所を選んでください。
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年齢による年収の違い
20~60代まで、年齢ごとの平均年収の推移は、以下のとおりです。
- 20代前半:200万円台
- 20代後半:300万円台
- 30代前半:400万円台
- 30代後半:500万円台
- 40代:600~700万円台前半
- 50代:500~600万円台
- 60代:400万円台
年齢による年収の違いは、経験年数や昇進、スキルの向上などが理由です。業界や職種によって年収の伸び方は異なります。転職や昇進によって年収が大きく変動する可能性もあるため、一概に年齢だけでは年収を判断できません。学歴や雇用形態でも、年収の差が年齢とともに拡大します。
婚活市場で求められる男性の年収

婚活市場で男性が求められる年収は、サービスや地域によって異なります。結婚相談所では400〜500万円以上、マッチングアプリでは300〜400万円以上が一般的です。都市部では基準が高く、地方では低い傾向があります。
結婚と出産に関する全国調査(※2)によると、過去と比べて現代は男性に求められる年収が上がっています。

年齢とともに求められる年収も上昇しますが、年収以外の要素も重要です。
結婚相談所にいる女性のレベルや特徴を解説
※2 参考:結婚と出産に関する全国調査(外部サイト)
女性が婚活で男性に年収を求める理由

女性が婚活で男性に年収を求める理由は、以下のとおりです。
- 余裕のある暮らしへの願望
- 専業主婦になりたいという願望
- 自分より稼いでいてほしいという心理
余裕のある暮らしへの願望
女性の心理には、安定した生活基盤を築き、人生を豊かに過ごしたい思いがあります。将来の不安を軽減させ、趣味や娯楽、子育てなどで人生を充実させたい願望をもつ女性が多くいます。経済的な余裕だけが幸せな結婚生活の条件ではありません。お互いの価値観や生活スタイルの一致も重要です。
金銭感覚を合わせ、互いに努力して理想の生活を築いていく姿勢を大切にしましょう。
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専業主婦になりたいという願望

専業主婦になりたい理由に、子育てに専念したい思いが挙げられます。仕事と育児の両立は大変なため、子どもと十分な時間を過ごしたいと考える女性は多くいます。家事や育児に集中できる環境は、多くの女性にとって憧れです。仕事のストレスから解放され、自分のペースで生活できることに魅力を感じる女性もいます。
経済的な安定を求める傾向も、専業主婦願望の一因です。夫に経済面で依存し、安定した生活を送りたいと考える女性もいます。しかし専業主婦になりたい願望は、必ずしも現実的ではありません。共働きが一般的な現代社会では、1人の収入だけで生活を維持することが難しい場合があります。
専業主婦を目指す女性は、パートナーの収入や将来の経済状況をよく考えましょう。自身のキャリアや自己実現の機会を失う可能性もあるため、慎重に検討してください。
自分より稼いでいてほしいという心理
自分より稼いでいてほしいという心理には、いくつかの理由があります。中でも経済的な安定感を求める気持ちがあります。パートナーの収入が自分より高ければ、将来の生活に対する不安が軽減されるからです。社会的な地位や成功を重視する傾向も関係しています。
高収入の男性と結婚すれば、自分の価値も高まると考える女性もいます。しかし、お互いの価値観や相性を重視する姿勢が、長期的な関係を築くうえでは大切です。
【年収別】男性の婚活のコツ

年収ごとに婚活を成功させるコツを解説します。以下の年収からご自身に合うものを選んでください。
- 年収300万円以下の場合
- 年収400〜600万円の場合
- 年収600〜800万円の場合
- 年収800〜1,000万円の場合
年収300万円以下の場合
年収300万円以下の場合、婚活で成功するためには工夫が必要です。高年収を求めない女性をターゲットにしましょう。価値観の合う相手を見つければ、お互いに幸せな関係を築けます。共働きを前提とした生活設計を提案しましょう。2人で協力して家計を支えれば、経済的な不安を軽減できます。
年収以外の魅力の積極的なアピールが重要です。趣味や性格、家事の能力など、長所を伝えれば、相手に好印象を与えられます。将来のキャリアアップや収入増加の可能性を示すと効果的です。自己投資や学習を継続している姿勢を伝え、将来性をアピールしてください。賢い金銭管理の知識も披露しましょう。
金銭以外の価値観を重視することが大切です。愛情や信頼、協力などの大切さを共有できる相手を見つければ、幸せな結婚につながります。
年収300万円程度だった筆者の場合

婚活を始めた32歳、筆者の年収は300万に届きませんでした。実際に婚活をしていると、職業を答えたあとにメッセージが途絶える場合が多かったです。

低い年収と将来性のない工場作業員という職業に魅力を感じてもらえないことが、フラれる原因と思われます。
300万前後の年収の30代男性が、女性に選ばれることは厳しいと言わざるをえません。筆者は5年をかけて自分を改善し、やっと結婚できました。筆者のように、ある程度の覚悟を持って、自分を改善しつづけることが結婚への近道です。
5年間婚活した筆者のプロフィール
年収400〜600万円の場合
年収400〜600万円の場合、婚活市場では比較的有利な立場にあります。多くの女性にとって安心感を与えられる水準です。共働きを前提とした生活設計を提案すれば、より豊かな家庭生活を描けます。金銭管理能力や将来の昇給可能性のアピールも大切です。
計画的な貯金や資産運用への意識の高さを示せば、経済的な安定性をアピールできます。収入以外の魅力も積極的に伝えましょう。趣味や特技、ボランティア活動などの人間性や価値観を表現する要素を伝えれば、相手に興味をもってもらえます。安定した職場や業界であることを強調すると効果的です。
長期的な安定性は、将来の生活設計において重要な要素となります。収入以外の面で女性をサポートする姿勢も忘れないでください。精神的なサポートや家事の分担など、パートナーとしての魅力を伝えれば、より深い関係性を築くきっかけとなります。
年収600〜800万円の場合

年収600〜800万円の場合、多くの女性が理想とする範囲に入るため、自信をもって婚活に臨めます。安定した生活基盤や将来のキャリアアップについても、しっかりとアピールしましょう。年収だけに頼らず、自分の性格や価値観、趣味なども積極的に伝えてください。
相手の仕事や収入に対して理解を示し、尊重する姿勢も忘れてはいけません。金銭管理能力や計画性のアピールも効果的です。結婚後の貯蓄や資産形成の計画を示せば、将来を見据えた経済的な安定性をアピールできます。経済的な安定を基盤に、精神的なサポートも提供できると強調すれば、より魅力的です。
年収600〜800万円の強みを活かしつつ、総合的な魅力をアピールすれば、婚活の成功率を高められます。
年収800〜1,000万円の場合
年収800〜1,000万円の場合、婚活市場での立場は大変有利です。しかし高年収だけに頼らず、人間性や価値観を重視したアプローチを心がけましょう。社会貢献活動やボランティアなどに参加すれば、社会的価値を生み出す姿勢をアピールできます。高級品や贅沢な趣味よりも、質素で堅実な生活を示すと効果的です。
金銭的な余裕を生かした旅行やデートプランを提案し、体験を共有すれば、相手との絆を深められます。家事や育児への積極的な参加意欲を示して、家庭生活での協力的な姿勢をアピールしてください。年収以外の安定性(正社員、福利厚生の充実など)も、相手に安心感を与える重要なポイントです。
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相手との相性や価値観の一致を大切にしながら、真剣に向き合う姿勢が婚活成功の鍵となります。
年収が低くても婚活で成功するためのポイント

年収が低くても婚活で成功するためのポイントは、以下のとおりです。
- 高年収を望まない女性を探す
- 自分の魅力をアピールする
高年収を望まない女性を探す
高年収を望まない女性を探すことは、低年収の男性にとって婚活成功の可能性を広げる有効な方法です。高年収を望まない女性には、以下のタイプがいます。
- シンプルな生活を好む女性
- 趣味や価値観を重視する女性
- 精神的な豊かさを大切にする女性
- 家族や友人との関係を大切にする女性
地方在住の女性や実家暮らしの女性、自然や田舎暮らしに憧れる女性も高年収を望まない傾向です。都会の高収入よりも、落ち着いた生活や自然との触れ合いを大切にしています。高年収を望まない女性を見つけるには、マッチングアプリやSNSで自己紹介文をよく読みましょう。
マッチングアプリでの結婚を成功させるコツ
お金や地位よりも、趣味や価値観を重視する記述がある女性に注目してください。
自分の魅力をアピールする

自分の魅力のアピールは、低年収でも婚活を成功させるための重要なポイントです。年収以外の魅力を積極的にアピールすれば、相手に好印象を与えられます。趣味や特技、性格の良さ、気配りなどをアピールしましょう。将来のビジョンや目標、家事・育児への協力姿勢も魅力的に映ります。
家事は男性の魅力をアピールする武器になる!料理の始め方も解説
ユーモアのセンスや会話の面白さ、健康的な生活習慣なども重要なポイントです。家族・友人との良好な関係性やボランティア活動、社会貢献への意欲なども、自分の魅力として伝えられます。自分の魅力を上手にアピールすれば、年収以外の部分で相手の心を掴めます。ただし嘘や誇張は極力避けてください。
自然な形で自分の良さを伝えましょう。プロフィールや自己紹介文には工夫が必要です。自分の魅力が相手に伝わるよう、具体的なエピソードを交えて書くことをおすすめします。相手との会話の中でも、自然に自分の魅力をアピールする機会を見つけてください。
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相手の話をよく聞き、共感しながら、自分の魅力を少しずつ伝えていくことがポイントです。
婚活で年収について考えるときの注意点

婚活で年収を考える際の注意点は、以下のとおりです。
- 年収だけで決めない
- 金銭感覚を一致させる
- お互いの価値観を重視する
年収だけで決めない
相手の性格や価値観、生活スタイルなども重要な判断基準となります。長期的な視点で見て、現在の年収だけでなく将来性や安定性も考えましょう。金銭以外の豊かさも忘れてはいけません。時間的な余裕や趣味を楽しむ余裕、家族との良好な関係など、お金では買えない幸せもたくさんあります。
相手の仕事への姿勢や努力を評価してください。年収は変動する可能性があるため、現在の数字だけで判断するのは危険です。お互いの成長や目標を支え合える関係性の構築が、幸せな結婚生活につながります。総合的に判断して、自分にとって最適なパートナーを見つけてください。
金銭感覚を一致させる

お互いの金銭に対する考え方や価値観を理解し合うと、将来的な金銭トラブルを防げます。節約・貯蓄に対する考え方や将来の生活設計、家計管理の方針を話し合いましょう。共通の金銭的な目標を設定し、協力して達成を目指すと効果的です。
「5年以内に頭金を貯めて家を購入する」などの具体的な目標を立てれば、2人で協力して取り組む姿勢が生まれます。金銭に関する話し合いの機会をもちましょう。現状や将来の計画などを定期的に確認し合えば、お互いの金銭感覚のずれを早期に発見し、修正できます。
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お互いの価値観を重視する
年収以外の面でも、お互いの考え方や人生観を理解し合うことが重要です。以下の点について話し合い、価値観の一致を確認しましょう。
- 家族観
- 仕事観
- 趣味や興味
- 将来のビジョンや目標
- お金の使い方や貯蓄に対する考え方
お互いに理解し合い、尊重し合える関係性を築いてください。価値観の違いがあっても、受け入れ、補い合える関係性を築きましょう。
改めて確認すべき!自分の価値観を浮き彫りにするテストを紹介
婚活での年収事情に関するよくある質問

婚活での年収事情に関するよくある質問を集めました。
婚活している男性の年収はいくらぐらいが多い?
婚活市場では400~600万円の年収層が最も多いとされています。結婚相談所では、成婚者の平均年収は500万~600万円が目安です。都市部では600万円以上が理想とされることが多いですが、地方では400万円でも十分結婚可能です。
年収が低くても、生活力や将来性をアピールできれば婚活を有利に進められます。
男性が女性に求める年収は?

男性が女性に求める年収は、300万円前後が一般的です。高年収の男性は専業主婦を希望する場合もありますが、今は共働きを望む男性が増えています。女性の年収も重要視される傾向です。ただし、家事や相性が優先される場合が多く、必ずしも高収入の女性が有利とは限りません。
年収はいくら以上あれば勝ち組ですか?
婚活市場では、700万円以上の年収があると『勝ち組』とされやすいです。特に都市部では、700~800万円以上で人気が高まり、1,000万円以上ならハイスペックに分類されます。ただし、年収が高いだけでなく、仕事の安定性や家庭との両立ができるかも重要視されます。
30代で結婚するには年収はいくらあればいい?
30代で難なく結婚するには、400万円ほどの年収が必要です。理想は500~600万円が目安となります。地方なら400万円でも十分で、都市部では500万円以上が望ましいです。共働きを前提にするなら年収400万円でも可能ですが、専業主婦・主夫を希望するなら1人で最低600万円以上を稼ぐ必要があります。
年収が低くても、貯金や生活力をアピールすることで婚活を成功させることは十分可能です。
まとめ

年収だけで結婚相手を決めるべきではありませんが、現状を受け入れつつ、できることから少しずつ改善してください。金銭感覚や価値観の一致も重要です。年収以外の要素を磨き、自信をもって自分の魅力をアピールしてください。焦らずに自分に合った相手を見つけることが大事です。
婚活は簡単ではありませんが、諦めずに続けると、良い結果につながります。
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