滋賀県東近江市【グッドブライダル滋賀】の中川裕雄さんにインタビュー|介護の現場から婚活支援へ!『つながり』を大切にするカウンセラーの想いとは
テイスペ!では婚活に深く関わる方々にインタビューを行い、婚活中の30代男性が結婚するためのコツを聞いていきます。今回は滋賀県を拠点に活動する『グッドブライダル滋賀』の中川裕雄(なかがわ ひろお)さんにお話を伺いました。
グッドブライダル滋賀は建設や介護業界からの転身をした、異色の経歴を持つ中川さんが代表を務める結婚相談所。会員さんの9割以上が紹介という地域からの厚い信頼を持つ点が、グッドブライダル滋賀の特徴です。
「介護の現場で、将来1人になってしまうかもしれない若者たちの姿を見てきた」と語る中川さん。現代の婚活男女が抱える課題や、幸せな結婚生活を送るために本当に大切な『つながり』について深く掘り下げていきます。
↓本動画の要約動画です↓

現代の婚活が長引く男女の共通点は『選択肢の多さ』

中川さんは多くの婚活中の男女に接していると思いますが、婚活がうまくいかない方の特徴や原因は何だと感じますか?
中川:婚活が長引く原因は本当に人それぞれですが、一つは『選択肢が増えすぎたこと』が挙げられますね。特に令和の女性は経済力が付きましたから「今すぐ結婚しなくてもいい」と考える方が増えました。
中川:ただ、皆さん「結婚したくない」わけではないんです。「良いパートナーがいたら、結婚したくないですか?」って聞くと「いい人がいれば結婚したい」と言う女性がほとんどです。選択肢が多すぎるがゆえに、自分の中で「ここまで」というラインを決めきれなくなっているんですね。
女性の選択肢が増えたからこそ、パートナーに求める水準が上がってきているんですね。
中川:そうなんです。さらに、女性に経済力が備わったからこそ、女性が男性に求める条件も変わってきました。以前は男性に経済力が重視されていましたが、今は容姿が大事というデータもありますね。
中川:今の男性には内面からにじみ出る雰囲気、例えば心からの笑顔や思いやりといった、人間性を含めた総合的な魅力が求められています。それだけ女性が男性を見るポイントが複雑になり、婚活が難しくなっている側面もあると思います。
中川:もう一つ最近感じるのは「傷つきたくない」という心理が強いこと。恋愛経験が少ない方に多いのですが「このまま交際しても断られるかもしれない」と感じた時点で、自分から関係を断ってしまう男性もいるほどです。
えぇ~!?それは決断が早すぎる気がしますけど……。
中川:早すぎですよ(笑)。人付き合いに対しての不安や、自分への自信の無さが根底にあるのかなと思っています。
カウンセラーと一緒に、まずは自己肯定感を上げていくことが必要になりそうですね。
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結婚相談所間のネットワークで成婚のための情報交換も欠かさない
中川さんはIBJ公認のアンバサダーだと伺いました。滋賀県では中川さん1人なんですよね。
中川:はい。実はアンバサダーは、会員様のためというより同じ結婚相談所の運営者をサポートする役割なんです。IBJから依頼を受け、他の相談所さん向けに研修会を開いたり、悩みを聞いたりしています。
中川:ただ、アンバサダーの活動により結婚相談所同士のつながりが強くなることは、実は会員さんにもメリットがあるんですね。例えば、グッドブライダル滋賀の会員さんが他の結婚相談所の会員さんとお見合いしたとします。普通ならカウンセラー同士で、軽くメッセージのやりとりをして状況を確認するだけです。
中川:私はアンバサダーであり他の結婚相談所の運営者と顔なじみですから、直接カウンセラーさんに電話して「あの方、今どんなお気持ちですかね?」なんてことも聞けるわけです。
中川:カウンセラー同氏の情報交換は、会員さんの成婚に向けての大きなサポートになります。アンバサダー活動を通じて信頼関係で結ばれた結婚相談所さんが全国にたくさんできたことが、グッドブライダル滋賀の一番の財産ですね。
建設、介護、そして結婚相談所へ|異色の経歴を歩んだ理由

中川さんは建設、介護、そして結婚相談所とユニークな経歴をお持ちです。なぜ結婚相談所を開業されたのでしょうか?
中川:よく聞かれます(笑)。もともとは高校、大学で建築を学び、ゼネコンに就職して完璧な建築路線を走っていました。その後、自分で設計事務所を立ち上げたのですが、そのときにご縁があって介護の世界に飛び込んだんです。
全く違う世界への挑戦だったのですね。
中川:はい。デイサービスや特別養護老人ホームの立ち上げなど、14年ほど介護の現場にいました。還暦を迎える手前で「もう一度、自分なりに何かやってみよう」と考えたとき、介護現場で感じた課題を解決したいと思ったのがグッドブライダル滋賀を始めたきっかけです。
「将来、誰がこの子たちを?」介護現場で芽生えた使命感

介護現場で感じた課題とは、具体的にどのようなことだったのでしょうか?
中川:介護を受けている親御さんのお子さん世代に、独身の方が非常に多かったことです。親御さんにはお子さんという支えがいますが、そのお子さん……いわゆるヤングケアラーのような立場の人たちは、将来1人になってしまうかもしれない。
中川:「この子たちは将来、誰に見てもらうのだろう?」と、強く感じました。
確かに、老後に1人になったとき、どうするのかという問題は良く議題に挙がりますよね。
中川:介護の現場は、きれいなところでもないわけなんですよ。おじいちゃん・おばあちゃんは「早くあっちに行きたいわ」なんてことを、しょっちゅう言います。もちろん、私たちは「最期にここに来てよかったな」と思ってもらえるようにお世話をするんですけどね。
中川:そんな中で、おじいちゃん・おばあちゃんが亡くなる姿や支えられている姿を見ると、お子さんたちの将来への不安が頭をよぎるんです。女性は1人でも楽しく生きられる方も多いけど、特に男性は横のつながりを作るのが苦手ですよね。
中川:介護を長年やってきたからこそ「結婚相談所で私ができることがあるんじゃないか」と思い、結婚相談所を開業したわけです。
色んな人の人生を見てきたからこそ、結婚相談所を開業したんですね。なかなか30、40代ではなかなか気づけない視点です……。
障がいや疾患を持つ方へのサポートをする『パラウエディング連盟』も立ち上げ
中川さんは『パラウエディング連盟』を立ち上げていますが、介護現場で感じた想いとつながるところはあるのでしょうか?
中川:はい。障がいや疾患を持つ方の婚活を支援する『パラウェディング連盟』を立ち上げたのも、同じ想いからです。
中川:障がいを持つ方の中にもパートナーを見つけたいという方々がいますが、実際のところなかなかお見合いが決まりません。谷口さんも相手が障がいを持っているとわかったら、身構えちゃいますよね?
そう……ですね。「そんなことない」と言いたいところですが、正直考えてしまうと思います。
中川:うん、それが普通だと思うんです。差別でもなんでもなく、誰でもそう思ってしまう。そういったパートナーを見つけにくい方々の支援をしたいと思って、パラウエディング連盟を立ち上げました。
中川:今では同じようにパートナー探しに苦労している方々を助けたいという想いを持つ熱心な結婚相談所が、パラウエディング連盟に参加していただいています。本当に良い方たちばっかりでね。今でも月一の定例会を開いて、会員さんをより理解しようと勉強してます。
グッドブライダル滋賀となら、あなたに寄り添う温かな婚活ができる

最後になりますが、婚活を始めようか迷っている人や、うまくいかなくて悩んでいる人へメッセージをお願いします。
中川:婚活にも通じますが、やっぱり人と人がうまく付き合うためには『背伸びしない』ことが大切だと思うんです。私はカウンセラーとして会員さんと話すので先生みたいな印象を受けると思いますが、立場は対等です。
中川:前に向いてほしいという気持ちで話しても、うまく会員さんに伝わらなくて怒られるときもあるんですよ。婚活がうまくいかなくてもアプローチを変えて、その人に合ったやり方で頑張って欲しいです。
中川:婚活は決して1人で悩むものではありません。グッドブライダル滋賀は夫婦で運営しているので、男性、女性両方の視点からアドバイスができます。最終的に「どんな人と一緒にいたいか」という自分の気持ちに正直になって、まずは一歩を踏み出してほしいですね。ぜひ気軽に相談に来てください。
どんな方にグッドブライダル滋賀さんをおすすめしたいですか?
中川:年齢は問いません。グッドブライダル滋賀では20~70代まで幅広い会員さんが活動されています。うちは大手のように多額の広告費をかけていませんから会員さんの人数は少ないですが、その分一人ひとりとじっくり向き合うことを大切にしています。
中川:広告のイメージだけで判断するのではなく、ぜひご自身の目でカウンセラーという『人』を見て結婚相談所を選んでほしいですね。
本日は貴重なお話をありがとうございました!
中川:こちらこそ、ありがとうございました!
インタビューから学べるポイント
- 結婚相談所選びの鍵はカウンセラーが持つ『ネットワークの力』にある
- 幸せな結婚とは人生の終盤から逆算して考える
- 信頼できる相談所かどうかは地域からの評判で見極める
【谷口テツの感想】中川さんは人の未来を真摯に考える温かさと情熱を兼ね備えた方でした
今回インタビューさせていただいたグッドブライダル滋賀の中川さんは、建設・介護という異色の経歴から得た深い洞察力で、婚活者の未来に真摯に向き合う情熱的で温かい方でした。
特に「介護現場で独身のお子さんたちの将来を案じた」というお話は、単なる出会いの場の提供に留まらない中川さんの仕事に対する使命感を感じさせてくれるエピソードです。
IBJアンバサダーとしての広いネットワークと、ご紹介が9割という地域からの厚い信頼。この両輪があるからこそ、グッドブライダル滋賀のサポートには説得力と安心感があるのだと感じます。
「経験豊富なカウンセラーにじっくり相談したい」「地域に根差した温かいサポートを受けたい」と願う方は、ぜひグッドブライダル滋賀に相談してみてはいかがでしょうか。
グッドブライダル滋賀の情報

| 名称 | グッドブライダル滋賀 |
| 代表 | 中川 裕雄 |
| 住所 | 滋賀県東近江市八日市緑町 |
| TEL | 090-8886-3560 |
| URL | https://goodbridal.jp/ |
この記事の筆者

名前 / Name
谷口テツ(てっちゃん)
プロフィール/profile
32歳で婚活を始めるが、低スペックなので350人の女性にフラれる。婚活力を磨き、5年間の婚活の末に結婚し娘も誕生。低スペックでも結婚できたノウハウが自分と同じ悩みを持つ人の役に立てばと思い、婚活で悩む男性を応援するブログを執筆している。
資格/qualification
JLC認定恋愛アドバイザー3級、秘書技能検定試験2級
本記事の会話部分は
中川:インタビュイー(話し手)
谷口テツ:インタビュアー(聞き手)
として表記しています。
※本文内では読みやすさのため敬称を省略し、呼び捨てで表記しています。ご了承ください。

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